2019.06.11

パネライ「サブマーシブル」が完全独立コレクションに!【博士と助手の新作トークSHOW】

サブマーシブルが独立、カーボテックも大活躍

ルミノールの中の1シリーズだった「サブマーシブル」が今年、完全に独立したコレクションへと構築された。カーボテックやBMGテックなど独自の新素材による屈強なケースで、深海へと挑む。

 

素材と仕上げに凝った新生サブマーシブル

博士 ここも新CEOジャンマルク・ポントルエ体制になって、初のSIHHだった。サブマーシブルを完全に独立させて、新たな方向性を打ち出してきたね。

助手 逆回転防止ベゼルを持つ本格派ダイバーズの新コレクションは、外装の素材に凝っていました。

博士 中でも2015年に初めて採用したカーボテックを多用していた。これはカーボンシートとPEEKと呼ばれるハイエンドポリマーとを幾層も重ね、圧縮した新素材。軽く丈夫で、削ると木目に似た模様を浮かべるのが特徴だ。これを用いた「サブマーシブル マリーナミリターレ カーボテックTM-47㎜」は、ダイヤルも同素材で、それがカモフラ柄に似てミリタリーな雰囲気をまとっていた。

助手 その限定モデルは、さらにユニークです。なんと、買うとイタリア海軍特殊部隊COMSUBINとのダイビングを含むトレーニング体験ができるんですから。

博士 同様に特別な体験旅行が付く、限定モデルが複数用意されていた。時計に加え、体験でエモーションを創出するというのも、新CEOのアイデアなのだろう。

助手 結晶構造を持たない新金属BMGテックのケースにカーボテックのベゼルを組み合わせた新作もあり、独立したサブマーシブルは、バラエティ豊かでした。

博士 ケースは42㎜と47㎜の展開で、通常のSSモデルもダイヤルをグレイン仕上げにするなど凝っていた。今後の発展も楽しみだ。

 

大人が欲しい渋めのカモ柄!

サブマーシブル マリーナミリターレ カーボテックTM-47㎜ PAM00979
カーボテック文字盤にルミノバの白が浮き立つ。分針とベゼルの指標はブルーに光り、潜水時間の限界を知らせる。裏蓋には特殊部隊潜水士の姿が。限定1000本。自動巻き。径47㎜。カーボテックケース。ラバーストラップ。予価229万円。7月発売予定。お問い合わせ先:オフィチーネ パネライ

 

時計を買うと旅行も付いてくる!

サブマーシブル マリーナミリターレ カーボテックTM-47㎜ リミテッド エディション PAM00961
伊海軍特殊部隊への入隊体験が付く限定モデルは、ルミノバとストラップにカーキを用い、ミリタリー感は一層高い。貴重な体験をぜひ。裏蓋には、部隊の紋章をエングレービング。限定33本。自動巻き。径47㎜。カーボテックケース。ラバーストラップ。予価452万円。7月発売予定。

 

本誌厳選「 こっちも気になる!」

フリーダイブ世界チャンプとのコラボ
サブマーシブル クロノ
ギョーム・ネリー エディション
47㎜ PAM00982

300m防水の秒・分同軸積算クロノ。裏にダイブするギョーム・ネリーを刻む。限定500本。自動巻き。径47㎜。チタンケース。ラバーストラップ。予価214万円。6月発売予定。

42㎜でも300m防水の屈強さを堅持
サブマーシブル
42㎜ PAM00959

SSモデルのベゼルは、耐傷性が高いセラミック製で青の発色が鮮やか。ダイヤルは粗めのグレインで、マットに仕立てた。自動巻き。径42㎜。SSケース。ラバーストラップ。予価108万円。8月発売予定。

独自の新素材をダブル使いに
サブマーシブル BMGテックTM
47㎜ PAM00799

BMGテックとカーボテックが、1つの時計で使われるのは初。素材の革新で耐蝕性・耐衝撃性・耐磁性を高めた。自動巻き。径47㎜。BMGテックケース。ラバーストラップ。予価168万円。10月発売予定。

ブルーで爽やかさを挿す定番モデル
サブマーシブル カーボテックTM
47㎜ PAM01616

カーボテックのレギュラーモデルのダイヤルは、通常のブラックプレート。ブルーのルミノバが、黒に映える。自動巻き。径47㎜。カーボテックケース。ラバーストラップ。予価203万円。4月発売予定。

<strong>フリーダイブ世界チャンプとのコラボ<br />サブマーシブル クロノ<br>ギョーム・ネリー エディション<br>47㎜ PAM00982</strong><br />300m防水の秒・分同軸積算クロノ。裏にダイブするギョーム・ネリーを刻む。限定500本。自動巻き。径47㎜。チタンケース。ラバーストラップ。予価214万円。6月発売予定。
<strong>42㎜でも300m防水の屈強さを堅持<br />サブマーシブル<br>42㎜ PAM00959</strong><br />SSモデルのベゼルは、耐傷性が高いセラミック製で青の発色が鮮やか。ダイヤルは粗めのグレインで、マットに仕立てた。自動巻き。径42㎜。SSケース。ラバーストラップ。予価108万円。8月発売予定。
<strong>独自の新素材をダブル使いに<br />サブマーシブル BMGテックTM<br>47㎜ PAM00799</strong><br />BMGテックとカーボテックが、1つの時計で使われるのは初。素材の革新で耐蝕性・耐衝撃性・耐磁性を高めた。自動巻き。径47㎜。BMGテックケース。ラバーストラップ。予価168万円。10月発売予定。
<strong>ブルーで爽やかさを挿す定番モデル<br />サブマーシブル カーボテックTM<br>47㎜ PAM01616</strong><br />カーボテックのレギュラーモデルのダイヤルは、通常のブラックプレート。ブルーのルミノバが、黒に映える。自動巻き。径47㎜。カーボテックケース。ラバーストラップ。予価203万円。4月発売予定。

 

[時計Begin 2019 SPRINGの記事を再構成]
写真/岸田克法 文/高木教雄 構成/市塚忠義