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2019.08.02
オールブラックの“真っ黒”高級時計コレクション#2【ウブロ/オメガ編】
時計Begin厳選 オススメ”真っ黒”COLLECTION
ここ数年、巷で話題を呼ぶオールブラックスタイルの特徴的モデルを厳選。素材や加工により、各々のモデルが醸し出す黒の味わいも千差万別。ストラップをはじめ、ディテールが演出するテイストの違いにも注目したい。 ※この企画は5回シリーズでお届けします。
HUBLOT(ウブロ)
セラミックケースにカーボンダイヤルを融合
大人のエレガンスが香る異素材融合オールブラック
ビッグ・バンと並ぶ定番ラインで、ブランド初期からある「クラシック」を踏襲するクラシック・フュージョン。個性派デザインが際立つウブロにあって、大人の雰囲気漂う繊細かつシンプルなスタイルが人気だ。そのなかで「クロノグラフ ブラックマジック」は、ケースにセラミック、文字盤にカーボンと、異なる2つの黒素材を組み合わせたオールブラックモデル。〝フュージョン(融合)〟のコンセプトを守りつつ、気品を損なわない仕上がりはさすがだ。
仕上げも美しいセラミックケース
ブラックセラミック素材を採用したケース。H型ビスを施したベゼルの表面やサイドなどで、ポリッシュ&サテン仕上げを使い分けた。
ハイクオリティなクロノムーブ搭載
"HUBLOT"のレタリングを施したサファイアクリスタル越しに見渡せる「HUB1153」。自動巻きの高性能クロノグラフキャリバーだ。
古典的な2つ目顔のカーボンダイヤル
文字盤はマットカラーのブラックカーボンファイバー製。その上に30分積算計およびスモールセコンドの2カウンターを配した。
OMEGA(オメガ)
ブラックスーパールミノバで完全ダークサイド仕様に
確かな視認性を発揮する黒仕様のセラミック文字盤
アポロ8号の乗組員たちが、月の裏側(ダークサイド)を目撃した初の人類であることに由来する、ムーンウォッチの「ダークサイド オブ ザ ムーン」。〝ブラック ブラック〟の名の通り、完全なる黒に徹した本作は、文字盤にもブラックセラミックを取り入れた。マットな風合いのセラミック文字盤は、針やインデックス、数字などの装備を〝ダークサイド〟に仕上げた一方、すべてに黒色のスーパールミノバを施し、暗闇でもしっかり時刻が読み取れる。
隠し文字入りのセラミック文字盤
文字盤上に[ZrO2]の隠し文字が。これはセラミックの原料となるジルコニアの化学式で、セラミック製の文字盤であることを表す。
ムーブは高品質なコーアクシャル
コーアクシャル機構の自社製キャリバー9300を搭載。いまやオメガのアイデンティティを示すのに欠かせない高機能ムーブである。
着け心地抜群のナイロンストラップ
ストラップはラバーを裏張りしたナイロン製なので、装着性・耐久性とも申し分なし。ブラックに赤色のステッチが効いている。
[時計Begin 2019 SUMMERの記事を再構成]
写真/岸田克法 文/岡崎隆奈