2022.01.23

チューダーからまさかのマスター クロノメーター

チューダーからまさかのMC

2年の準備期間で超高耐磁を達成!

誰も予想だにしなかった突然の発表に、多くの時計関係者が驚きの声を上げた。チューダーのマスタークロノメーターへの参入は、昨年の時計界におけるビッグニュースの1つだ。

しかし用意は2019年から進められ、ジュネーブの本社内に同規格を制定したMETAS(スイス連邦計量・認定局)が試験を行うラボも開設している。それと並行し、時計の公的規格の中で最も過酷な8つの試験をクリアできるムーブメントの開発も推進。

チューダーとして初めてマスタークロノメーターを取得したモデルが搭載するCal.MT5602-1Uは、既存のCal.MT5602をベースとしながら大幅に仕様変更しているという。その多くは、同規格を象徴する1万5000ガウスの超高耐磁を実現するためもの。2022年次なる得モデルの登への期待も高まる。

チューダー
ブラックベイセラミック

漆黒のケースに装う初のMC取得モデル

ベゼルを含めオールセラミック製の外装に超高耐磁ムーブメントを搭載。チューダーでは珍しく、シースルーバックを採用。凝った造作のブリッジをブラックに染めたCal.MT5602-1Uの雄姿を覗かせる。自動巻き。径41mm。セラミックケース。ハイブリッドストラップにファブリックストラップが付属。53万9000円。
問い合わせ:日本ロレックス/チューダー

 

[時計Begin 2022 WINTERの記事を再構成]