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2023.06.30
ワールドワイドな時計用語解説事典:腕時計の外装用語(英語/フランス語):その1「ケース」
時計を語る上でルックスの好き嫌いはハズせない重要事項。そこで必要となる基本ワードが外装関係の単語だ。これら主要名詞が分からないようでは、会話にもなりにくい。そこで腕時計のキャラクターに深く関わるケース形状や素材、文字盤、ストラップに針のことを、一気におさらいしよう。超基本的なことだが海外ショッピングでもココがキモになることは確実だ!
ケース
[英]Case(ケイス)
[仏]Boîtier(ボワティエ)
文字盤、針を含むムーブメント一式を収める収納体。素材はスチールから貴金属、チタンなどさまざま。一般的にはベゼルとミドルケース、裏ぶた等で構成される。
【ケース形状の種類】
ラウンド
時計のケース形状として定番の丸型であるラウンド。気密性をもたせやすく、見やすい。
スクエア
正方形のケース。タグ・ホイヤーのモナコが有名。「カレ(仏語)」の名が付くことも。
クッション
1920~’30年代に流行した座布団=クッション型。現行モデルではパネライが有名。
レクタンギュラー
長方形のケース。1930年代に登場したアール・デコ様式のひとつ。縦横の比率は様々。
トノー
縦長を基本とする樽型ケース。フランス語の「樽」から。フランク ミュラーなどが人気。
【素材の種類】
ステンレススチール
耐久性と耐錆性を兼備する、定番ケース素材。鉄にクロムやニッケルを配合した合金鋼。
18KYG/18KRG/18KWG
18カラットの金に、銀や銅、亜鉛などを配合した貴金属合金。混合物により黄、赤、白に。
チタン
SSの約60%という比重にして二倍の強度を持つ。肌に優しい利点があるが加工が困難。
ブロンズ
銅と錫の合金であるブロンズ(青銅)。真鍮よりも傷つきにくく、経年変化が楽しめる。
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[時計Begin 2023 Winter & Springの記事を再構成]