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2023.12.06
レジェンドが拓くブランド新境地「TIMEX(タイメックス)」
sponsored by TIMEX
時計デザイナーの重鎮が持てるすべてを注いだ!
1854年に創業した「アメリカの国民時計」ブランドことタイメックスの真価といえば、質実剛健かつお手頃なプライスの時計作りにある。
しかし、長きにわたりクリエイティブディレクターを務めてきたジョルジオ・ガリ氏の名を冠したシリーズの時計は、毛色がチョット違う。
ケースの仕上げも針やインデックスのポリッシュも、明らかに高品位。かつケースサイドやラグを大胆に肉抜きするなど、思わず目を見張る技巧が凝らされているのだ。
「タイメックスのレガシーに敬意を払いながら、私がデザイナーとして培ったすべてを注ぎ、より格式のある新たな領域に踏み込もうと考えました」と語るのは、ガリ氏当人。
ミッドナイトブルーの文字盤にさりげなく赤石が主張するS1では、色合いの妙もさること、余白を巧みに使ったデザインに“洗練の魔術師”ガリ氏の匠が光る。そしてほんのり匂い立つ「色気」に、氏のルーツであるイタリアが滲むのだ。
TIMEX(タイメックス)
ジョルジオ・ガリ S1 オートマチック
機械式時計に特有の“石”をアイコンに
淡く輝くミッドナイトブルーのダイヤルに、煌びやかなアプライドインデックス。そして一粒の“石”がさりげない彩りを添える、見目麗しき3針時計。ミニマルなフェイスだが、サイドの印象はグラマラス。重鎮デザイナーの美意識が隅々まで行き届いた逸品である。6万6000円。
メタル・インジェクション製法による、ケースサイドやラグをくり抜いたようなグラマラスな造形も見どころ。昨今、名門マニュファクチュールの時計にも見られる意匠だが、「あるブランドの時計で1996年に私がデザインしたのが最初です。その自負と矜持をもって、デザインに取り入れました」とガリ氏。
GG流ミニマリズムここに極まれり
格調高いルックスが話題を呼んだS1に続いて発表されたS2は、輪を掛けて高品位な佇まい。漆黒のダイヤルには12個の刻みを入れたリング状のインデックスが鎮座し、艶やかに磨き上げられたドーフィン針が、静かに時を示す。極めて、ミニマル。
しかしサイドに目を向けるとこちらもグラマラスな表情で、単純なミニマリズムとは一線を画す、彫刻的美意識が見て取れる。なおパーツも、S1より上位のそれである。「すべては調和です」とはガリ氏の言葉。こだわりはロゴにも及び、ちょっぴり字間を広げていたりする。そんな飽くなき美の追求がオーラとなって匂い立つ、というわけだ。
TIMEX(タイメックス)
ジョルジオ・ガリ S2 オートマチック
さらに高品位なスイス製
1970年代にスイス製の時計を生産していた歴史に倣って、セリタ製自動巻きムーブメントを採用。パーツの一部にチタンを用いた、ガリ氏渾身のシリーズ第2弾。径38mm。5気圧防水。SSケース。ラバーストラップ。オンタイム渋谷ロフト店内「渋谷 BASE」にて実機に触れられる。15万9500円。
「表情に温もりがある」チタン製ケースバック
グラマラスな造形のケースサイド&ラグ
大きすぎず、小さすぎず。
ともに手馴染みがいい38mm径
S1、S2ともにケース径は38mm。奇しくもガリ氏のスマッシュヒット作であるタイメックス「ウィークエンダー」と同径だ。「すべてが程よく、快適に身に着けられるサイズ」とはガリ氏の弁。青みが効いたS1はカジュアルと馴染みがよく、S2はよりシックな印象だ。
お問い合わせ:タイメックス公式サイト
※表示価格は税込み
写真/上野 敦 文/黒澤正人 秦 大輔 構成/市塚忠義