2025.08.17

コンスタンチン・チャイキンの「ジョーカー」がサイズダウンで新ムーブ

【コンスタンチン・チャイキン/ジョーカー クラシックグリーン】2017年誕生のダイアルを擬人化したリストモンズコレクションからの1本。新設計のムーブメントの搭載で、ユニークな機構と意匠はそのままにケースを2㎜小径化した。自動巻き。径40㎜。SSケース。アリゲーターストラップ。3気圧防水。価格要問い合わせ。受注販売。

卓越したセンスと技術で時計機構を擬人化

誰が見ても、ユニークだと思うだろう。この「ジョーカー」は、ロシア初の独立時計師コンスタンチン・チャイキンの代表作の1つ。モデル名通り、ジョーカーの顔で構成されるダイアルは、右目が分、左目が時をそれぞれディスクに描いた瞳で示す。時の経過とともに瞳の位置は常に移り変わり、驚いたり笑ったり、愁いを浮かべたりとさまざまにジョーカーの表情も変化するのが楽しい。そして口角を上げて広げた口は、なんと赤い舌が動いて月相を表す仕組みのムーンフェイズになっている。奇抜なアイデアとデザインとで、時計機構が見事に擬人化された。

「昨年、長年の夢だった日本上陸を果たしました」

【コンスタンチン・チャイキン氏】サンクト・ペテルブルクに生まれ、独学で時計製作を覚え、2010年から独立時計師アカデミーに所属。2017年に発表した「ジョーカー」で注目を集め、翌年「クラウン」でGPHGのオーダーシティ賞を受賞した。

コンスタンチン・チャイキン 公式サイト

[時計Begin 2025 SUMMERの記事を再構成]

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