【TUDOR LIFE ─ チューダーは人生の相棒だ ─（4）】HISTORY

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「ロレックスの姉妹ブランド」との説明がもはや不要なほど時計界において独自の地位を築きあげてきたチューダー。このブランドが厚く支持されるのは、ひとえに価格以上に価値ある時計を展開しているからだ。しかも豊富なバリエーションにより人生のどのステージにいようとも、必ず好みの１本を見つけられる。創業者ハンス・ウイルスドルフの意志を真っ直ぐに受け継いだ、日々の生活に寄り添う最強のツールウォッチだ。

実用性を追求してきた100年をプレイバック！

日本への本格上陸は2018年。比較的近年ともいえるが、本国スイスでは100年の長きにわたり着実に歴史を紡いできた名門中の名門。その実力は、ロレックスと同じ創業者の精神を受け継ぎながら今では自社ムーブメントを製造できるほど。時計というツールを実直に作り続けてきた100年の歴史を、ダイジェストで振り返ろう。

1926
「チューダー」が商標登録されハンス・ウイルスドルフが独占的使用権を取得

1932
初期のウォッチをオーストラリアで発売

1936
ハンス・ウイルスドルフが「チューダー」を取得しチューダー朝のローズを採用

1948
チューダー初の広告キャンペーンを実施

1952
防水性オイスターケースと自動巻きローターを搭載した「チューダー オイスター プリンス」を発表

1954
初のダイバーズ「チューダー オイスター プリンス サブマリーナー」Ref.7922誕生

1956
フランス海軍へのダイバーズウォッチの納入が始まる

1958
通称「ビッグクラウン」のサブマリーナーRef.7924誕生

1961
女性向けの「ロイヤル」が誕生

1965
「チューダー オイスター プリンス サブマリーナー」Ref.7928がUSネイビーの公式教材に掲載される

1960s
この時代「チューダー オイスター プリンス レンジャー」(写真は1967年製)が製造される

1969
通称「スノーフレーク」の時針を備えたサブマリーナーRef.7016登場。
この頃ロゴが「バラ」から「シールド」に変更に

1970
初のクロノグラフ「チューダー オイスターデイト」を発表

1981
この年に製造された「チューダー オイスター プリンス サブマリーナー」には左利き用の通称“レフトハンド”も

2012
「ブラックベイ」と「ペラゴス」コレクションが誕生

2015
自社ムーブメントを初採用した「ノースフラッグ」を発表

2018
チューダーが日本に本格上陸

2021
スイスのル・ロックルにムーブメント製造の「ケニッシ マニュファクチュール」とチューダーの新製造拠点が完成

次の100年に向かうチューダーの情熱を腕に

絶妙なサイズ感で人気を博す「ブラックベイ 58」の３針モデルも、2025年、ついに「マスター クロノメーター」の認定取得を果たした。ベゼルだけでなく、文字盤まで鮮やかなバーガンディとしたが、これは1990年代に試作された幻のモデルの仕様に倣ったもの。ブランドのダイバーズの歴史を凝縮したシリーズの、新たな一歩にふさわしく、次の100年も最高のツールウォッチでありたいと願う、チューダーの情熱が伝わってくる。

サウスウィック ゲートレーベルのジャケット9万9000円(シップス インフォメーションセンター)

ブラックベイ58

前に進む心を鼓舞する真っ赤なチューダー
シグネチャーカラーのバーガンディで、ベゼルと文字盤を統一した新作。METASのマスター クロノメーター認定取得の自社製Cal.MT5400-Uの搭載により、性能面も格段と進化している。自動巻き。径39mm。200m防水。SSケース&ブレスレット。65万7800円。

チューダー公式サイト

問い合わせ／日本ロレックス / チューダー

※表示価格は税込み

[時計Begin 2026 WINTER&SPRINGの記事を再構成]
写真／鏑木 穣（SIGNO）　文／吉田 巌（十万馬力）　 スタイリング／武内雅英　ヘアメイク／古川 純