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2026.07.21
〔全6回 特別連載企画〕ジン大研究 Vol.4
sponsored by SINN
第四回 ジンの極限ミッション
タフネスウォッチの真価は極限状態でこそ試される。ジンのそれを証明した数々のエピソードを紹介しよう。
過酷な任務を支える高性能とタフネス
航空時計をルーツとするジンの性能の高さを最初に世界に示したのは宇宙だった。1985年、宇宙飛行士ラインハルト・フラーがレマニア搭載の自動巻き「140.S」を個人装備品として携行し、無重力空間における正常な作動を証明。自動巻きは宇宙では作動しないという従来の説を覆した。
また、1992年、1993年には142シリーズが宇宙で使用され、同じくジンが高性能であることを証明している。ジンがそのタフネスを発揮したのは宇宙だけではない。 1998年に北極圏で開催した世界一過酷 な犬ぞりレースでは、氷点下°Cでも凍らない独自開発の特殊オイルをムーブメント内に使ったジン製品が正常に作動。
翌年、北極海におけるダイビングでも同社モデルは問題なく作動し、その強靭さを示した。これらのエピソードは、ジンが極限の状態でも正確に時を刻むことを世に知らしめたといえよう。

1985年 ジンの140.Sが宇宙に
1985年10月、ジンの「140.S」を着用した宇宙飛行士ラインハルト・フラーの搭乗するスペースシャトルがケネディ宇宙センターから飛び立ち世界で初めて無重力空間で自動巻き腕時計の作動を証明。

1993年 コロンビアで再び宇宙に
1993年4月、ジンの142シリーズがスペースシャト ルで再び宇宙に飛び立ち、クルーと ともに宇宙で10日間過ごした。写真はジンの時計がミッションに使用されたことを示す NASAの証明書。

1998年 最も過酷な犬ぞりレース
カナダ北極圏およびアラスカで開催の世界で最も過酷な犬ぞりレースで、ジンが開発した特殊オイル66-228採用のモデルが使用され、気温-40°Cでの正常な作動を証明した。

1999年 北極海でダイブ
極地ダイバーのマリオ・M・ヴァイドナーが、北極海でのダイビングにてジンのモデル「203.ARKTIS」を着用。やはり極寒の極限状況下における正常な作動を証明している。

Courtesy of paragon SDC/David Jourdan
2014年 成層圏からのジャンプ
パラシュートを背負った57歳のアメリカ人、ロバー ト・アラン・ユースタスが高度4万1419メートル の成層圏からダイブ。特殊スーツの袖の内側にはジンの857.UTC.TESTAFが装着されていた。
ジンのコレクション
EZMミッションタイマー
EZM(Einsatzzeitmesser)とは、特殊部隊が計測機器として使用する時計のこと。ジン製品の中でも特に専門性の高い時計が揃う。

EZM3.F
リューズはパイロットが重火器などに引っかからないよう通常の3時位置ではなく9時位置にセット。視認性も極めて高い。Arドライテクノロジー。自動巻き。ケース径41mm。SSケース&ブレスレット。20気圧防水。67万1000円。

EZM3
ドイツ警察特殊部隊用に開発されたダイバーズウォッチ。船級認証機関DNVが500mまでの耐圧性能、耐熱性能を保証。Arドライテクノロジー。自動巻き。ケース径41mm。SSケース&ブレスレット。50気圧防水。67万1000円。

EZM 3 S
EZM 3シリーズ初のブラック・ハード・コーティング採用。Arドライテクノロジー。自動巻き。ケース径41mm。SSケー ス&ブレスレット(904Lにテギメント加工+DLC)。テキスタイルストラップ。50気圧防水。85万8000円。

EZM12
ドクターヘリ搭乗医師のために、カウントアップ式とカウントダウン式のベゼルを搭載。Arドライテクノロジー。自動巻き。ケース径44mm。SSケース(904Lにテギメント加工)。ラバーストラップ。20気圧防水。102万8500円。

EZM13.1
6時位置に視認性の高い大きな60分積算計を備え、プロユースにもしっかりと対応するダイバーズ・クロノグラフ。Arドライテクノロジー。自動巻き。ケース径41mm。SSケース&ブレスレット。50気圧防水。92万4000円。

EZM 3 S W
日米限定モデルとして、 シリーズ初のホワイトダイアルが登場。Arドライテクノロジー。自動巻き。ケース径41mm。SSケース&ブレスレット(904Lにテギメント加工+DLC)。50気圧防水。日本限定100本。85万8000円。
文/岡崎隆奈 構成/市塚忠義