2026.10.29

水に強い時計にはワケがある! ドクサで検証「防水性能」とサイズの関係

【ホンモノの価値はココを見ろ! 時計選びの“審美眼”養成講座】
防水性能

デザインの好みや直感、予算とのバランス、歴史への共感など、時計の魅力は十人十色。ただ、見どころを知ることで、時計が持つ真の凄みや価格の理由がより深く理解できる。本特集では、時計を構成する各要素の注目すべきポイントを、初心者にも分かりやすく解説。自分だけの確かな審美眼をしっかりと養い、運命の愛機を最高の手応えで選ぶ参考にしていただきたい。時計は、決して適当に選んではならないのだ。

ドクサ

分厚いケースで深海の水圧に耐える

1953年に誕生し、今のダイバーズウォッチの嚆矢の1つとなったロレックスの「サブマリーナ」の防水性能は、100mだった。他社もこれに追随し、防水技術を研鑽。現在では1000m超えの防水性能を持つモデルも少なくなく、現行の市販モデルでの防水世界記録は2万5300mにも及ぶ。

ドクサは、1964年からダイバーズウォッチを製作。現在多くの他社が用いるオレンジダイアルを考案したり、ヘリウム排出バルブをいち早く装備するなど時計界をリードしてきた。現行モデルでは、防水性能が異なる多くのダイバーズをラインナップ。それらのケースサイズを比較すると、防水性能との関係性が明らかになる。特に厚みは、防水性能が向上するほど厚くなるのだ。これは、深く潜るほど上がる水圧に耐えるため。オーバースペックな超高防水はケース厚も非日常的なのだ。

CHECK POINT 防水性能は、何メートル?
ドクサのダイバーズで検証! 防水性能とケースサイズの関係性

SUB 200T
200M防水
ケース径39mm/ケース厚10.7mm

ドクサ SUB 200T

ドクサを象徴するクッション型ケースに、海洋学者ジャック=イヴ・クストーと1967年に共同開発した減圧不要限界目盛りが付いたダブルスケールベゼルを装備したエントリー機。小ぶりなケースとビーズ・オブ・ライスブレスの組み合わせは、レトロ感たっぷりだ。自動巻き。SSケース&ブレスレット。32万7800円。

SUB 250T GMT
250M防水
ケース径40mm/ケース厚10.85mm

ドクサ SUB 250T GMT

リューズ操作で前後に動かせる24時間表示のGMT針を、250m防水のダイバーズに組み合わせた。“200T”より厚さがわずかに増しているのは、同機構を追加するため。50m分上昇する水圧にはケースの大型化で対応した。全モデル共通のダイアルのオレンジは、水中でもっとも見やすい色。自動巻き。SSケース&ブレスレット。52万5800円。

SUB 300
300M防水
ケース径42.5mm/ケース厚13.4mm

ドクサ SUB 300

1967年に登場したドクサ初の市販ダイバーズの姿と防水性能を再現。上の2モデルは、このオリジナルのデザインを踏襲した。300m防水となると、ケースは大きく厚くなる。見た目がほぼ同じで名前も似る「SUB 300T」は、ヘリウム排出バルブが備わる1200m防水のプロ仕様だ。COSC認定。自動巻き。SSケース&ブレスレット。56万9800円。

SUB 600T
600M防水
ケース径40mm/ケース厚14.15mm

ドクサ SUB 600T

ファセットカットを入れたフラットなケースが、ドクサにあっては新鮮。ブレスもシンプルな3連で、ダイアルデザインも他の4モデルと異なる。このスタイルは、1980年代に登場した同名のモデルからの継承。サイドが張り出していない分ケース径は300m防水より小さいが、厚みは増した。自動巻き。SSケース&ブレスレット。30万5800円。

SUB 1500T
1500M防水
ケース径45mm/ケース厚16.25mm

ドクサ SUB 1500T

ドクサは1968年、ヘリウム排出バルブをいち早く備えた「SUB 300T コンキスタドール」をリリースした。その進化形となる現代版が、本作。防水性能は、ドクサ史上最高を誇る。ケースは、最大にして最厚。ブレスレットも、頑強な構造になっている。ハイスペックに加え、価格も驚き! 自動巻き。SSケース&ブレスレット。52万5800円。

問い合わせ:大沢商会
ドクサ公式サイト

[時計Begin 2026 AUTUMNの記事を再構成]

※表示価格は税込み

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