2018.03.19

ヴァシュロン・コンスタンタンから130万円台のSSモデル!

ジュネーブサロン2018で、早くも話題独占!

ジュネーブを拠点とする最古のブランドにして、1755年の創業以来一度も歴史が途絶えたことのない真の名門ヴァシュロン・コンスタンタン。このブランドが今年のジュネーブサロンで発表した新作「フィフティーシックス」が、時計ファンの間で話題を呼んでいる。

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新作のモチーフは、同社が1956年に発表した「リファレンス6073」。’50年代らしい正統派のドレスデザインが基調のモデルだが、最大の特徴はブランドを象徴するマルタ十字をアレンジしたラグの形状にある。また、ブランド初の自動巻きムーブの搭載に加え、当時としては貴重なねじ込み式ケースバック採用の防水時計だったことも特筆しておきたい。

その現代バージョンでもラグをマルタ十字に想を得た形状にした。さらに、搭載する自社製の自動巻きCal.1326にも、マルタ十字をオープンワークにした22Kゴールドローターを装備。文字盤は古風なレイルウェイのセンターサークルに沿ってアラビア数字とバーが交互に並び、周囲が立ち上がるボックス型のサファイアクリスタルを備えるなど、同社の伝統が堪能できるレトロモダンスタイルに仕上げた。自動巻きながらアンダー10mmの薄型で、着け心地も申し分ない。

この渾身の新作ドレスが、今回なんとSSケースでもリリースされる。ほぼ金無垢オンリーの同社のなかで、ドレスタイプが130万円台で手にできるのは奇跡的といえる。世界最高峰ブランドの一生モノを手にする絶好のチャンスが到来した。

シーンを選ばないレトロモダンスタイル

VACHERON CONSTANTIN(ヴァシュロン・コンスタンタン)
フィフティーシックス オートマティック
名門ドレスのエントリー機
1956年製の自社モデルを現代アレンジした3針。マルタ十字の意匠を随所に取り入れ、立体的なアラビア×バーの文字盤、ボックス型サファイア風防を装備。新型のCal.1326搭載。自動巻き。径40㎜。SSケース。アリゲーターストラップ。3気圧防水。予価133万円。9月発売予定。お問い合わせ先:ヴァシュロン・コンスタンタン Tel.0120-63-1755

 

金無垢ローターの自動巻きムーブ
ケース裏に採用したシースルーバックを通し、搭載する自動巻きCal.1326の全貌を眺めることが可能。注目はやはりマルタ十字をスケルトンにかたどる22Kゴールドローター。様々な装飾を使い分けたブリッジの仕様も美しい。

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[時計Begin 2018 SPRINGの記事を再構成]
文/岡崎隆奈 構成/市塚忠義