2019.04.26

【時計グランプリ】栄冠に輝いたボーム&メルシエのCEOにジュネーブにてトロフィーを授与

ジュネーブサロンでグランプリ授与

前号でお伝えした通り、本誌恒例の「時計グランプリ」に輝いたのは、ボーム&メルシエの「クリフトン ボーマティック」だった。同メゾンが本グランプリを獲得したのは、今回が初。それを讃えるトロフィーが、SIHH(ジュネーブサロン)の会場で、本誌編集長の中里よりボーム&メルシエCEO ジョフロワ・レフェーヴル氏に授与された。

同機が搭載する初の自社製ムーブメント「ボーマティック」の先進性と革新性、そしてコストパフォーマンスの高さが評価された結果だと伝えると、「とても光栄なことです」と、レフェーヴルCEOは、笑顔をのぞかせた。「日本の時計ユーザーは、クオリティやテクノロジー、イノベーションに対してとても関心が高く、また知識も豊富です。そんな日本からこんな特別な賞がいただけたことは、感謝の一言です。5年もの歳月を掛けて開発してくれたチームと、この喜びを分かち合いたいと思います。そして今後もバリュー・フォー・マネーな新作をお届けすることを、約束します」

 

受賞モデル

BAUME & MERCIER(ボーム&メルシエ)
クリフトン ボーマティック

先進的自社ムーブメントを、同メゾンらしい極めて端正な外観に収めた。スリムで長い植字インデックスをはじめ、ディテールとその作りにも凝る。高性能で美しいのに加え、さらに価格も魅力。自動巻き。径40㎜。SSケース。アリゲーターストラップ。30万5000円。問ボーム &メルシエ

 

バランスに優れた高性能

軽量かつ超精密加工が可能なシリコン製の脱進機とひげゼンマイで効率化を図り、クロノメーター級の高精度と5日間のロングパワーリザーブとを両立した。さらに1500ガウスの耐磁性能も備わるなど、今の機械式時計に求められるあらゆる性能を網羅する。

 

AWARD 2018 WATCH GRAND PRIX

 

その年に発表された新作時計の中から、本誌編集担当とライター、カメラマンらが審査員となり、部門賞とグランプリとを決める恒例企画。審査の様子と各賞の受賞理由は、毎年冬号に掲載される。

 

[時計Begin 2019 SPRINGの記事を再構成]