2020.12.18

「ジラール・ぺルゴ×DRx」わずか18本の日本限定モデル登場!

黒×金のミニマムデザインが非常にモダン

1966 イースト・トゥ・ウエスト/自動巻き。径40mm。SSケース(DLC、サンドブラスト仕上げ)。ブラック アリゲーターストラップ。約46時間パワーリザーブ。30気圧防水。132万円(税抜)。日本限定18本。

今からさかのぼること143年前の今日、1877年12月18日。日本に最初に足を踏み入れたスイス人であり、コンスタン・ジラールとともに現在のジラール・ペルゴ社を創設したマリー・ペルゴの弟、フランソワ・ぺルゴが、日本という異国の地において、43歳でその生涯を終えた。1860年にスイス時計の販路を拡大するために来日したフランソワ・ぺルゴ。当時の日本は江戸時代で「暮れ六つ」などといった不定時法を採用していたため、定時法を採用するスイス時計はまだ珍しいものだった。改暦により、ようやく太陽暦、定時法が採用されたのが明治6年(1873年)。これが彼にとって大きなビジネスチャンスとなり、スイス時計の輸入が大きく伸びたのである。

フランソワ・ぺルゴが来日してから160周年を迎える今年、そして彼の命日である今日、12月18日に、メゾンにとってのマイルストーン的な日本限定モデル「1966 イースト・トゥ・ウエスト」が発表された。デザインを手がけたのは、著名ストリートファッション・デザイナーであり、アーチストのダレン・ロマネリ

ベースとなるモデルは「ジラール・ぺルゴ1966」。ラウンドケースにやや短めのラグが特徴的な旗艦コレクションの一つである。

1966年のヌシャテル天文台100周年記念祭で、ジラール・ぺルゴの業績と開発の成果をたたえ、賞が授けられた。そのオマージュとして誕生した「1966」コレクションの最初のモデルは、3針のドレスウォッチであった。

今回の日本限定モデルは、センターセコンドの三針。ブラックDLCのステンレススティールケースに、ブラックオニキスの文字盤。秒針はダイヤルとトーンと変えた控えめのブラック。遠目には2針のドレスウォッチにも見えるデザインとなっている。

時・分針と12時位置のGPロゴ、6時位置のSWISS MADEのみが、漆黒のダイヤル上にゴールド色で浮かび上がり、ダレン・ロマネリの「DRx」ロゴは、文字盤と異なるブラックでさりげなく主張するというモダンな仕上がり。ブラック アリゲーターストラップもはじめの2ステッチのみゴールドカラーという、細やかさ。

搭載するのは自社製キャリバーGP3300-1513。2万8800振動/時、約46時間パワーリザーブを誇る。2021年には、マニュファクチュール230周年を迎えるジラール・ぺルゴ。さらに、どんな素晴らしい時計が登場するか非常に楽しみである。

お問い合わせ:ソーウインド ジャパン Tel.03-5211-1791

(構成・文/TAYA)