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2022.08.26
ロンジンの定番ダイバーズ、36㎜㎜/42㎜㎜はどう違う? 【人気モデルのサイズ違い腕乗せ比べ#1】
昨今の腕時計の「小振り化」トレンドをうけて、ブランド側でも人気モデルのサイズ違いを小刻みにして発表。悩ましいのは、一体どこまで「小振り」なら「控えめ自己主張」をしつつ「地味にならないのか」というところ。そこで、人気モデルのサイズ違いを実際に腕に乗せてみました! 時計の大きさはもとより、外装の作りから機能面まで検証していきます。
【新連載】人気モデルのサイズ違い腕乗せ比べ#1 ロンジン レジェンドダイバーズ
「ロンジン レジェンドダイバー」は、ダブルリューズと回転式インナーベゼルを装備した独特の顔つきが非常に特徴的。機械式腕時計の永世定番デザインの一つに数えられる。ボックス型の風防、独特の針やインデックスなど、1959年に誕生したロンジンの名作ダイバーズ「スーパーコンプレッサー」の意匠を受け継ぐ人気モデルだ。
通常のダイバーズと異なり回転式ベゼルをケース内に収めたため、ダイバーズにありがちなゴツゴツ感がなくなり、時計全体にも上品な雰囲気が漂う。まさにニューノーマル時代のオン・オフともに対応するモデルといえよう。
現行コレクションでは、ケースサイズが径36㎜と径42㎜が存在する。ダブルリューズ、回転式インナーベゼルなど外装の基本的な意匠や防水性能(30気圧防水)という点はどちらも同じ。
ケース径以外で大きく2つが異なるのは、搭載するムーブメントの違いによるパワーリザーブ時間の差。ではさっそく2つを詳しく見てみよう!
アンティークウォッチ好きに刺さる「径36㎜」
径36㎜はヴィンテージ、アンティークウォッチ好きに堪らない小振りサイズ。小径ながら無駄を省いたシンプルなデザインのダイヤルにより、視認性は非常によい。グラデーションダイヤルがさりげなく洒脱さを醸し出しており、シックな装いの腕元に華やかさを添えてくれる。パワーリザーブは約45時間。一般的に標準的なパワーリザーブは40~50時間といわれており、普段使いに全く問題なし。
ロンジン レジェンドダイバー/自動巻き。径36㎜。SSケース。ファブリックストラップ。30気圧防水。約45時間パワーリザーブ。33万円。
小振りな時計の場合、ともすると控えめになりがちだが、サンドベージュのグラデーションダイヤルを採用することにより、存在感と洒脱感を醸し出している。
ケース厚は11.9㎜。自動巻きでダイバーズということを考えるとかなり厚みが抑えられており、シャツの袖口にもすっぽり収まる。
1959年製のオリジナルモデル同様、ケースバックにはダイバーの姿が刻印されている。 搭載するムーブメントは、5年保証のシリコン製ひげゼンマイを搭載したL592.5。パワーリザーブは約45時間。
ラグ幅は19㎜。尾錠式のバックルにはロゴが刻印されている。
インデックスと長短針にはスーパールミノバ®が塗布されており、深海の暗闇でも視認性は抜群。
程よい存在感の「径42㎜」
「ロンジン レジェンドダイバー」のもととなる、1959年誕生の「スーパーコンプレッサー」は径42mm。オリジナル至上主義ならこちらを選ぶかもしれない。このサイズのダイバーズにして「デカ厚」にならないのは、回転式ベゼルをケース内に装備しているため。パワーリザーブは約72時間。フルに巻き上げられた状態なら、週末外して月曜の朝を迎えても精確な時を刻んでいてくれるので非常に安心。
ロンジン レジェンドダイバー/自動巻き。径42㎜。SSケース。ファブリックストラップ。30気圧防水。約72時間パワーリザーブ。33万円。
径42㎜とやや大振りなサイズながら、回転式インナーベゼルにより、非常にすっきり。ダイバーズにありがちな袖口に回転式ベゼルが引っかかることもない。
径42㎜はケースの厚みが12.7㎜。自動巻きの3針の標準的な厚さに抑えられている。
径42㎜に搭載のムーブメントは「L888.5」。シリコン製ひげゼンマイ搭載で、約72時間のパワーリザーブを誇る。1959年製のオリジナルモデル同様、ケースバックにはダイバーの姿が刻印されている。
ラグ幅は22㎜。尾錠式のバックルにはロゴが刻印されている。
インデックスと長短針にはスーパールミノバ®が塗布されており、深海の暗闇でも視認性は抜群。