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2023.08.17
【ジャンピングアワー】基本機能おさらい解説vol.2「動画で魅せる時計図鑑」
12時に窓の数時がジャンピング!
【ジャンピングアワー機構】
クロノスイス フライング レギュレーター ジャンピング アワー
いつの間にか変わる時表示が小粋でスマート
機械式時計におけるユニークな機構であるジャンピングアワー。19世紀の懐中時計時代に生み出された時間表示スタイルのひとつである。ポイントは一般的なカレンダー表示のように、歯車の動きに則してゆっくり回転ディスクを回すといった方式ではなく、分の歯車によるトルクをバネに溜め込み、60分と同時に解放し時表示のディスクをジャンプさせるがごとく瞬時に回し時刻変更を知らせる方式である。ここに紹介するモデルは分表示の「60」位置と時表示の小窓が共にセンターに配されており、時のジャンプシーンを分針が隠すことから、一層いつのまにか変わったように感じさせる趣向だ。
【クロノスイス フライング レギュレーター ジャンピング アワー】スイス伝統のウォッチカルチャーをベースに、モダンな感性にて独自の時計を作り上げるクロノスイス。この一本はジャンピングアワー方式だけでなく、分と秒の針も個別の軸を持たせた同社定番のレギュレータースタイルも特徴。盤面は非常に立体的であり下層のダイヤルには独自のシグネチャーギョーシェを緻密にあしらうことで、繊細な美観を完成させている。SSケース。径40mm。自動巻きキャリバーC.283(パワーリザーブ42時間)。3気圧防水。130万9000円。
熟成の自動巻きムーブメントであるcal.C.283は、石数27で振動数は28800/時。シースルーバック仕様にて細密なペルラージュ仕上げや、磨き上げられたローターが楽しめる。
繊細なギョーシェ文字盤やコインエッジスタイルのケース、それにタマネギ型の大きめリューズなど、クラシカルな要素を随所に持たせるのがクロノスイスの美学。重厚さが匂い立つ。