2023.08.28

伝統的な音色を取り戻すために8年も研究したオーデマ ピゲのミニッツリピーター”スーパーソヌリ”「動画で魅せる時計図鑑」

非常に澄みきった伝統的時報サウンドを実現

オーデマ ピゲ 「CODE 11.59 バイ オーデマ ピゲ ミニッツリピーター スーパーソヌリ」

大学をはじめ複数のクリエーターと作ったスーパーサウンド

腕時計はWatchと書くが、音色を耳で楽しむモデルもあるのだ。夜中など文字盤の見えづらいシーンに打音数で時刻が把握できる機構として、懐中時計時 代に開発されたミニッツリピーター。ある意味実用的ともいえる特殊機構を、現代的な腕時計に組み込んだ注目作がオーデマ ピゲのCODE 11.59 バイ オーデマ ピゲ ミニッツリピーター スーパーソヌリだ。

これまでにも超複雑なリピーター機構を積んだ腕時計は存在した。しかし懐中時計とは異なり、防水・防塵性も考慮されるべき腕時計は、ムーブメントを密封せざるを得なく、せっかくのサウンドがこもりがちだった。しかしオーデマ ピゲでは打音を響かせるゴングを機構のメインプレートではなく、音響を意図した設置にアレンジし、ケース自体の形状まで工夫を凝らした。さらにスイス連邦工科大学ローザンヌ校と連携し音楽家や学者、エンジニア、技術者とチームを組み、サウンド自体の開発にもこだわりを尽くしたという。

そして8年もの研究を経て、非常に澄みきった伝統的時報サウンドを実現させたのである。しかもこのモデルは透過文字盤により、ケース正面からハンマーに連携するパーツの精緻な動きが視認可能。腕に装着したまま目と耳でリピーターのありがたみをトコトン味わうことができるモデルとなっている。

 

過去の1882年から1892年の間に作った1625個の時計のうち、半数以上がソヌリモデルという記録を残す「鳴り物」の老舗、オーデマ ピゲ。このモデルは特許取得のゴングや特殊形状のケース、ノイズ削減のための打音レギュレータ機構など、より良いサウンドのための技術が詰め込まれた意欲作。日本限定のWGケースも特徴。18KWGケース。径41mm。手巻きキャリバー2953(パワーリザーブ約72時間)2気圧防水。価格要問い合わせ。

 

文字盤の11時から1時の周辺には、ムーブメント裏側にセットされたハンマーを制御する駆動パーツが見て取れる。メカの動きまで楽しめる「鳴り物」モデルなのだ。

 

裏蓋には音を表す波紋風のデザインにてスーパーソヌリの音響技術をアピール。また裏蓋外周部には音響効果を増幅させる複数のホール付き。クリアサウンドの通り道だ。

 

ミニッツリピーターを鳴らす動力は、ケースサイドのスライダーを動かしチャージ。中途半端にスライドすると故障の原因となる他社製品もあるが、本モデルはセイフティー機能付き。

 

<ブランド解説>

1875年、スイスのル・ブラッシュにてブランドを設立以来、創業者一族にて経営が維持されている由緒正しい名門。ロイヤル オークやロイヤル オーク オフショアなど、いわゆるラグスポ時計の始祖としても有名。2019年には新時代の高級モデルとしてCODE 11.59 バイ オーデマ ピゲ コレクションを発表。

オーデマ ピゲ CODE 11.59 バイ オーデマ ピゲ ミニッツリピーター スーパーソヌリの楽しい動画はコチラ

お問い合わせ:オーデマ ピゲ公式サイト

その他の動画で魅せる時計図鑑はコチラ!

動画撮影/岸田克法 文/長谷川 剛(TRS)