2023.11.16

着けて納得インプレッション! オリエントスターの新たなMコレクションとは?

これまでのラインナップを3つのカテゴリーに集約

オリエントスターは今年、これまでのラインナップを見直して、新たな「M」コレクションとして新作をリリースした。Mコレクションは、3つのカテゴリーに別れる。クラシカルで普遍的なデザインの「M 45」、モダンで新しいスタイルを取り入れる「M 34」、そして海の世界に特化した「M42」である。

「M45 F7 メカニカルムーンフェイズ」。RK-AY0120A。自動巻き。径41㎜。SSケース。ワニ革バンド(替えメタルバンド付)。22万円。

「M 45」からリリースされた新作「M45 F7 メカニカルムーンフェイズ」の最大の特徴は、その美しいダイヤルであろう。中央に向かって色が薄くなるブラウンのグラデーションダイヤルは、マザー・オブ・パール。オリエントスターが作られている秋田県にある、田沢湖に映る夜の月をイメージしたムーンフェイズモデルだ。写真では確認できないかもしれないが、ダイヤルのセンターサークル内には、うっすらとオリエントスターの「S」マークロゴがパターンデザインされている。控え目ながらも、着ける人にはわかるというこだわりが、奥ゆかしき日本の美意識。ダイヤル色に合わせて、ベゼル部分にブロンズ色のめっきを施していることで、更なる一体感が生まれている。

「M42 ダイバー1964 2nd エディション F6 デイト 200m チタン」。RK-AU0701B。自動巻き。径41㎜。チタンケース&ブレスレット。200m防水。17万6000円。

一方、「M 42」は、ダイバーズウォッチを主としたコレクションだ。新作「M42 ダイバー1964 2nd エディション F6 デイト 200m チタン」は、人気のダイバーズモデルに加わった待望のオールチタンモデル。とにかく、軽い。総重量は、通常のステンレススティールモデルと比較して約35%も軽い113gだ。チタンケースにトーンを合わせた、ダイヤルやベゼルのグレーカラーも見事。筋目の入ったマットな質感が、ピタリとマッチしている。1964年の記念すべき同社のダイバーズ「カレンダーオートオリエント」のレトロな外観を受け継ぎながらも、モダンに生まれ変わった「レトロ・モダン」さが絶妙だ。

お問い合わせ:オリエントスター公式サイト

文・構成/市塚忠義