- 時計Begin TOP
- ニュース
- ブローバから限定の隕石ダイアル!
2024.03.31
ブローバから限定の隕石ダイアル!
約45億年前の奇跡を腕時計に!?
ジョゼフ・ブローバによって、1875年にニューヨークでスタートしたブローバは、時計業界では希少なアメリカの時計ブランド。既成概念に囚われない大胆な発想で、これまでいくつもユニークな時計を発表してきた。
有名なところでは、1960年に発表した世界初の音叉式腕時計「アキュトロン」。当時としては驚異的な月差1分を実現し、「時間調整の必要がない」という精度の高さをアピールするために、初期モデルはリューズすら存在しなかった。時計に耳を傾けたときの、機械式の「カチカチ」ではなく「キュイーン」という電子音が未来を感じさせた。
近年では2016年に誕生した「カーブ」が、記憶に新しい。時計のケースが腕に合わせて“カーブ”しているのは、今どき珍しくはないが、ブローバはそのケースに合わせて、なんとムーブメントまで完全に“カーブ”させてしまったのだ。見るものをワクワクさせる腕時計、それがブローバだ。
ブローバ時計の精度の高さは、NASAによっても証明されている。これまでに46回もの宇宙飛行に使用され、人類の宇宙開発に貢献してきた。今回紹介するのは、NASAとの輝かしい歴史をオマージュして復刻した「ルナパイロット クロノグラフ」の限定モデルだ。
ダイアルに使用されているのは、ブローバとしても初採用となるメテオライト(隕石)。それはなんと、約45億年前のものと考えられる本物のムオニオナルスタ隕石だという。鉄とニッケルを多く含む隕石は、宇宙空間で長い年月をかけてゆっくりと冷却されため、その断面には「ウィドマンシュテッテン構造」と呼ばれる独自の結晶パターンが生まれる。
実際にダイアルに使われているのは、1906年に北スカンジナビアで発見されたもの。ダイアルの結晶パターンに同じものは、2つとないという。光の加減で多彩な表情を浮かべ、抜群の存在感を放つ隕石ダイアル。その質感と完全にマッチするチタンケース(グレード5)も、最高にクールだ。
搭載するムーブメントはもちろん、ブローバ独自のハイプレシジョンクオーツムーブメント。振動数は、標準的なクオーツムーブメントの約8倍! 月差±5秒という高精度を誇り、クロノグラフ針が1秒1秒カチカチと動くのではなくスイープ運針するのが特徴だ。
1971年8月2日、アポロ15号とともに月面に着陸したブローバの初代「ルナ パイロット クロノグラフ」。宇宙空間という過酷な環境でも正確な時を刻み、地球大気圏に再突入する際にはボードクロックタイマーのバックアップとしても活用されたが、傷ひとつできずにその役割を果たしたという。今回の限定モデルのケースバックには、その記念すべき日付が刻印されている。
【ブローバ旗艦店にて特別先行展示】
4月25日の発売に先駆けて、4月1日よりブローバの旗艦店「シチズン フラッグシップストア 東京」と「シチズン フラッグシップストア 大阪」にて「ルナ パイロット クロノグラフ メテオライト」が特別先行展示される。ブローバ旗艦店および公式オンラインストアにて事前の購入予約も可能だ。この機会に、ぜひ!
・期間:4月1日(月)~4月25日(木)
・開催店舗
■シチズン フラッグシップストア 東京
東京都中央区銀座6-10-1 GINZA SIX 1F 地図はこちら
■シチズン フラッグシップストア 大阪
大阪府大阪市中央区心斎橋筋 1-1-5 地図はこちら
お問い合わせ:ブローバ公式サイト
文・構成/市塚忠義