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2024.04.30
Watches & Wonders Geneva 2024 速報! Part.6
4月9日からスイス・ジュネーブ空港近くのパレクスポで開催された「Watches & Wonders Geneva 2024」。今年はようやく、時計Begin編集部も取材に行ってまいりました! 主に会場内でお披露目となった約40ブランドの新作を、数回に分けてお届けします。
ROLEX ロレックスの2024新作
2018年、Cal.3285を搭載することで次世代に移り変わったロレックスの「オイスター パーペチュアル GMTマスター Ⅱ」。昨年、18Kイエローゴールドとイエローロレゾールモデルで発表されたグレーとブラックのバイカラーベゼルのスタイルが、 SSモデルに採用され登場した。セラクロム製ベゼルインサートに刻まれたスケールには、PVDでプラチナコーティングが施されている。写真のジュビリーブレスレットの他に、オイスターブレスレットも用意されている。
3900mという圧倒的な防水性能を誇る「オイスター パーペチュアル ロレックス ディープシー」に、コレクション初の18Kイエローゴールドモデルが加わった。裏蓋は、SSモデル同様のRLXチタン製。鮮やかなブルーラッカー文字盤、ブルーのセラクロム製ベゼルインサートに加え、ブルーのセラミック耐圧リングも採用されている。なお、ロレックス グライドロック エクステンションシステムを搭載するバックルによって、工具を使わず最大約20㎜ブレスレットを延長することが可能だ。
お問い合わせ:ロレックス公式サイト
PIAGET ピアジェの2024新作
今年のWatches and Wonders GENEVAの会場をザワつかせた、ピアジェの新作がこちら。トゥールビヨンを搭載しながらも、時計の厚みはケース含め2㎜しかないという、超薄型ウォッチだ。この薄さを実現させるため、トゥールビヨンの固定にはセラミック製のボールベアリングが採用されている。創業150年という節目を、同メゾンのアイデンティティの一つである「薄型」を極めることで祝福した。
ケース厚が2㎜しかないため、通常の丸型のリューズではなくケース一体型のリューズを備えている。なお、リューズの巻き上げは、トルクを安定させる専用工具を使って行う。
お問い合わせ:ピアジェ公式サイト
LOUIS MOINET ルイ・モネの2024新作
ルイ・モネの新作時計のダイアルのセットされているのは、なんとアポロ11号の司令船「コロンビア」に実際に使用されていた「カプトン」と呼ばれるイエローフィルム。−269度から+400度まで耐えることができるポリイミド製フィルムだという。なお、ダイヤルセンターに配置されているのは、ムーンフェイズ表示。満月の日にはグレーの月隕石が、新月にはブラックの月隕石が3時インデックスに到達して月齢を表示する。
ダイアルには、濃淡が絶妙に異なる虹色のオパールを12個セット。外周に10個のオパールプレート、センターに大型のオパールを備え、6時位置のフライングトゥールビヨンの下からもオパールが顔を覗かせる。光を受けて表情を変えるオパールの色彩を最大限に楽しめるよう、ダイアルのベースにはブラックオニキスが選ばれている。世界に1本のみのユニークピース。
お問い合わせ:ルイ・モネ公式サイト
MONTBLANCモンブランの2024新作
2022年に「モンブラン アイスシーコレクション」を発表し、本格ダイバーズウォッチに参入したモンブラン。今年の新作でも、このダイバーズコレクションをさらに拡充させた。トップモデルは、防水性能4810mを誇るこのモデル。4810mとは、モンブラン山と同じ標高であり、山から海へとフィールドを変えた同メゾンの決意が感じられる。ケース内の酸素を「ゼロ」にする「ゼロ オキシジェン」技術は、急激な気温変化への対応と、酸化防止にも貢献する。
見どころ満載のミネルバのクロノグラフ・ムーブメントをダイアル側から鑑賞できるよう、クロノグラフの輪列をダイアル側に配置したモノプッシャー。ダイアルも透明なサファイアクリスタル製とし、メカニズムの奥の奥までが楽しめる。特許を取得するクロノグラフブリッジはブルーに着色。ケースバックだけでなく、ケースサイドもサファイアクリスタルのシースルー仕様になっており、あらゆる角度から特別仕様のムーブメントを確認できる。
お問い合わせ:モンブラン公式サイト
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取材・文/市塚忠義