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2024.07.08
チューダーのブラックベイ セラミックに限定カラー
モータースポーツ界に記念すべきカムバック
上に紹介した時計を見て「こんな鮮やかなブルーのブラックベイ、あったっけ?」と思った人は、なかなかのチューダー通。今年2024年、チューダーは「Visa Cash App RB F1チーム」のオフィシャルパートナーとなり、モータースポーツ界に再びカムバックすることを発表した。
鮮やかなブルーダイアルは、そのチームカラーを記念したもの。チームドライバーである角田裕毅氏とダニエル・リカルド氏は、すでにこの時計をパドック等で着用しているが、それと全く同じ時計を手に入れることができるようになったわけだ。
チューダーとモータースポーツの関わりは、古くからある。1960年代のチューダー・ウォッチ・レーシング・チームに始まり、近年ではIMSA チューダー・ユナイテッド・スポーツカー選手権まで。フォーミュラ 1の世界にチューダーが加わったことは、ごく自然な成り行きと言えるだろう。
最先端技術が集結するフォーミュラ 1。肉体的にも精神的にも究極のタフさが求められる世界で、チューダーがベースに選んだのは、ブラックベイのセラミックだ。「ブラックベイ セラミック」といえば、堅牢なセラミックケースもさることながら、非常に厳しいテストで知られるマスター クロノメーター認定を受けているモデルとして有名。
スイス連邦計量・認定局(METAS)が実施するテストと条件をいくつか紹介しよう。まずスイスメイドであること。そして2つの異なる温度下、6つの姿勢、2つのパワーリザーブ残量(100%と33%)での精度テスト。そして1万5000ガウスという強力な磁場での動作確認などがあげられる。
今回の新作「ブラックベイ セラミック “ブルー”」には、これらの厳格なテストをパスしたマニュファクチュールキャリバー MT5602-1Uが搭載され、その高い精度を約束する(COSCは平均日差−4秒〜+6秒だが、METASは0秒〜+5秒)。
こうした信頼性の高いムーブメントに加え、特別感のあるブルーダイアル、そしてレザーとラバーのハイブリッドストラップのステッチにも同色ブルーを効果的に採用。見た目も中身も非常に満足度が高く、モータースポーツファンはもちろん、時計ファンにとっても見逃せないモデルが完成した。
問い合わせ/チューダー公式サイト
文・構成/市塚忠義