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2024.07.22
オリスが作り続ける海を守る腕時計に、第4弾!
グレートバリアリーフの美しいグラデーションをダイアルに
夏本番はまだこれからというのに、これだけ暑い日が続くと、誰もが「地球は大丈夫か?」と危機感を感じているだろう。周囲を海に囲まれている日本では、海水温上昇などによる環境変化に注視している人も多いはずだ。
そんな日本と同じく島国であり、海の環境変化が深刻な状態となっているのがオーストラリアだ。大陸北東岸に広がる世界最大の珊瑚礁地帯グレートバリアリーフでは、海水温の上昇による藻の不活性化が原因となり、珊瑚礁の深刻な白化現象が進んでいる。
オーストラリア海洋科学研究所の調査によると、グレートバリアリーフの珊瑚礁の73%が深刻な白化状態にあるという。ちなみに海洋全体の1%に満たない面積の珊瑚礁が海洋生物の4分の1の命を育んでいると言えば、いかに珊瑚礁のもたらす影響が大きいかが分かるだろう。
こうした海の危機に早くから支援活動を続けているのがスイスの名門、オリスだ。非営利団体である「サンゴ礁復元財団」の活動を支援する限定モデルをリリースしてきたが、その最新版であるアクイス「グレートバリアリーフ リミテッドエディション Ⅳ」が発表された。
モデル名からも分かるように、2016年から続けてきた支援モデルはこれが第4弾。こうした環境活動は「継続する」ということが、何より重要だ。今回の限定本数は2000本。高級時計を1型2000本販売するということは、容易なことではない。オリスの限定モデルは、それだけ多くの人を惹きつける美しさがあるのだ。
第4弾の最大の特徴は、ブルーグラデーションのダイアルであろう。海の色を模したグラデーションダイアルは近年各社からリリースされているが、これほどリアルなブルーが、あっただろうか。12時位置から6時位置に向かい、だんだんと色が濃くなるグラデーションは、グレートバリアリーフを上空から見た時のターコイズブルーを表現している。
アクイスがベースなので、当然、本格的なダイバーズウォッチになっている。タングステンインサートの逆回転防止ベゼルを搭載し、防水性能は300M。3連ブレスレットのバックルには、オリス特許の「クイックアジャスト クラスプシステム」も装備され、ダイビングスーツの上に装着するときなどは、容易に長さ調整が可能だ。
堅牢なケースの中に搭載するキャリバーは、オリスが誇る自社製の自動巻きキャリバー400。5日間のパワーリザーブに加え高度な耐磁性能も備えており、メンテナンスは10年間不要だという(マイオリス登録で保証期間も10年間に延長)。
環境活動に参加するという社会的な使命感はもちろんだが、美しいダイアルと時計ファン納得の高精度なムーブメントを搭載したモデルは、機械式時計の新たな存在価値と魅力を再確認することができるだろう。
商品の問い合わせ/オリス公式サイト
文・構成/市塚忠義