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2024.08.16
ダイバーズの雄「デルマ」から都会派の新コレクション!
スマートすぎるミッドランドコレクション
プロフェッショナルダイバー御用達のスイスウォッチブランド、デルマ。ビール・ビエンヌ近郊の街、レングナウで100年にわたって誠実な家族経営を続ける希少な独立ブランドだ。日本では時計業界のキーパーソンとして知られる麦野豪氏が代表をつとめるオフィス麦野が取り扱いを始めたことで、俄然注目が集まっている。
先述したように、デルマはダイバーズウォッチに特化したブランド。プロのニーズに確実に応えるハイスペックな時計は、5000M防水に達しているモデルもあり、その姿は、正直いかつい(それがカッコイイところでもある)。ただ、都会派の時計ファンには、「もう少し普段使いできるスマートさがあれば、欲しい」と、思っている人がいるかもしれない。
そんな声が届いたのか、高いスポーツ性はキープしつつも、あらゆるシーン、あらゆるファッションに順応することができる新コレクションが誕生した。それが写真の「ミッドランドコレクション」である。「ミッドランド」というモデル名は、デルマにとって特別なもの。デルマ設立者であるジローメン兄弟は、1920年代に打ち立てたデルマ4本柱のひとつとして、ミッドランドを考案。
1946年にはデルマ初のクロノグラフが、ミッドランドの名を冠して登場している。1980年代になるとミッドランドはスタイリッシュな外観を手に入れながら進化を続け、デルマを代表するスポーツモデルに。今回の新作は、その1980年代のミッドランドをベースに現代的なアレンジを加えて誕生したものだ。
時計としては「丸型3針」というカテゴリーになるのだろうが、ケース形状は個性的。トノー型とクッション型の中間のようなケースは、エッジが鋭く極めてシャープ。そのケースからシームレスにつながる一体型ブレスレットも、パーツ間の隙間が非常に狭く、この時計をさらにモダンに見せている。
一方で、ベゼルやダイアルには古典的な意匠も見られる。ベゼルには刻みの入るフルーテッドベゼル、ダイアルにはピラミッド・ギョーシェ模様を採用。スポーティな外装に、古典的なディテールが見事に融合している。このバランス感覚は、100年ブランドならでは。
ラインナップされているダイアルカラーは、全6種類。ブラック、ブルー、ホワイトというベーシックな3カラーに加え、個性的なサーモン、エバーグリーン、アイスブルーが用意されている点にも注目したい。
Ref.41701.740.6.031。ブラックダイアル。26万1800円。
Ref.41701.740.6.061。ホワイトダイアル。26万1800円。
Ref.41701.740.6.041。ロイアルブルーダイアル。26万1800円。
Ref.41701.740.6.141。エバーグルーンダイアル。26万1800円。