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2024.09.13
ついに出た! ブライトリング初の自社製パーペチュアル
創業140周年を記念するパーペチュアル三兄弟
ここ最近のブライトリング製品を持っている人なら、ダイアルのブランドロゴの下に「1884」と刻まれているのを知っているだろう。今年2024年は、ブライトリングにとって特別な年。創業140周年という節目を祝い、3つの特別な限定モデルが登場した。
3つの限定モデルは、誰もが認めるブライトリングのフラッグシップ「ナビタイマー」「クロノマット」「プレミエ」から1本ずつリリース。3本とも18Kレッドゴールドのケースを採用していることからも、140周年を記念する特別な思いが込められているのが分かる。
また3つの限定モデルは、全て同じ新ムーブメントを搭載している。ブライトリング初の自社製パーペチュアルカレンダー・クロノグラフムーブメント「キャリバーB19」である。ブライトリングファン歴の長い人なら、同社のパーペチュアルといえば「セミパーペチュアル」を思い浮かべる人が多いはず。
4年に一度の閏年以外は調整が不要となる「セミパーペチュアル」。ブライトリングの代名詞であるクロノグラフに、このセミパーペチュアルを組み合わせたムーブメントが「キャリバー19」である。直近だと「スーパークロノマット 44 フォーイヤーカレンダー」がこのムーブメントを搭載している。
一方、ここに紹介する3つの限定モデルが搭載する「キャリバーB19」は、4年に一度の閏年調整も不要となったワンランク上のムーブメント。自社製になったことで「B」が加えられ、パワーリザーブに関しては、なんと従来キャリバーの倍以上の約96時間(キャリバー19は約42時間)が備わっている。
ダイアルのデザインに関しては、キャリバー19同様、4つのインダイアルが入るレイアウトに変わりはない。ただし、その配置には変更が見られる。キャリバー19はムーンフェイズ表示が3時位置だったが、キャリバーB19では、12時位置に変更。日付表示のインダイアルとムーンフェイズのインダイアルが入れ替わっている。
曜日表示と月表示のインダイアルも入れ替え。さらに6時位置の月表示には新たに閏年表示が加えられた。またクロノグラフの積算計は、キャリバー19が6時位置に12時間計、9時位置に30分計だったのに対し、キャリバーB19は、3時位置に30分計のみとなった。
3つのモデルの特別仕様はムーブメントの回転ローターにも。ソリッドゴールド製のローターには、スイスのラ・ショー・ド・フォン、モンブリラン通り3番地にあったかつてのモンブリラン工場の姿が刻まれている。
さらに時計購入者には『Breitling:140 Years in 140 Stories』(リッツォーリ社出版、2024年発刊)も贈呈。スエード張りの豪華な木製ウォッチボックスには収納用の引き出しと取り出し可能なトラベルポーチも付いているが、このウォッチボックスが「3本収納可能」となっていることからも、3本の限定モデルが揃えば希少なコレクターズアイテムとなることが分かるだろう。
お問い合わせ:ブライトリング公式サイト
文・構成/市塚忠義