2024.11.11

Knotの「スキモレザー」で世界に1本の腕時計に!

廃材からアートへ、特許取得の独自模様

どんなに時計が好きであろうと、1年の内に何本も購入できるほど、腕時計は安くない。これと決めた1本を、生涯のパートナーとして使い続ける人も多いかもしれないが、1本手に入れると、また「次」が欲しくなるのが腕時計の魔力。

その日の気分やファッションに合わせて、腕時計を付け替えたいと思う人もいるだろう。そんなとき、最も手軽に「変わった気分」を味わえるのが、ストラップの交換だ。メタルブレスからレザーに、レザーからラバーに、ラバーからNATOタイプに……。素材だけではなく、カラーコーディネイトなども楽しめるのが、ストラップ交換の醍醐味だ。

とはいえストラップは、永遠に使い続けることはできない。特にレザーストラップであれば、大事に使ったとしても5年ぐらいが限界。だったらその期間をガッツリと楽しめる、誰とも被らない「個性派」を選ぶのも、悪くはない。

「SUKIMO LEATHER S18-TOS」。左からダークブラウン×オーク(DBOK)、ブラウン×ブラック(BRBK)、オーク(OK)、ブラック(BK)。各6600円(バックル別売り550円〜)。表/スキモレザー、裏/栃木レザー。

そこで、声を大にしてオススメしたい個性派が、Knotが新たにリリースした「スキモレザー」を使用したストラップである。これは創業100年以上の歴史を誇る東京・台東区の老舗皮革工芸店「大久保商店」とのコラボレーションによって実現したもの。

「スキモレザー」は、革加工職人・大久保邦雄氏が独自に開発した特許取得のレザー。余った革を複数枚張り合わせて型押しし、それを水平方向に「漉(す)く」と、型押しによって生まれた凹凸が独特な模様を生み出すという。

例え同じカラーであっても、模様の入り方が異なる革材から切り出しているため、同じものは2つとない。大久保邦雄氏の長年の感覚によって、1点1点の表情が違う世界にただ1つの美しい模様が出来上がるのだ。

2代目の大久保邦雄社長は、もともと革靴のかかとを補強する部品を製造しており、その製造に使われる床革を仕入れる際に、余る革を有効活用できないかと考えたのが「スキモレザー」の始まり。

本来は廃棄する革を有効活用し、しかもアートのような模様を作り上げるプロフェッショナルな仕事ぶりが、サステナブルを重視するKnotのものづくりと共鳴。サステナブル×イノベーションを掲げた「SUSTINO(サスティノ)」シリーズのストラップ第2弾として「スキモレザー」を採用したストラップが完成した。

Knotのストラップに使用される「スキモレザー」は木目状になるよう計算して型押しが施されており、ダークブラウン、ブラウン、オークの3色を組み合わせることで、まるで木材をスライスしたかのような美しい模様が生まれている。

今回発表された「スキモレザー」のストラップは、4種。3色混合のダークブラウン×オーク(DBOK)、 2色混合のブラウン×ブラック(BRBK)、1色のみのオーク(OK)、ブラック(BK)の 全4カラーが用意されている。

自分の腕時計に一番マッチするカラーを選びたいところだが、その中で1点1点の模様の違いを見極めるのも「スキモレザー選び」の楽しみの一つ。ストラップを交換して、世界に1本だけの腕時計を完成させて欲しい。

お問い合わせ:Knot公式サイト

文・構成/市塚忠義