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2024.11.30
オメガ「シーマスター ダイバー300M」に新バリエ
かつてないクールな全身メタリック!
スピードマスターやデ・ヴィルといった傑作を有するオメガは、海にまつわるコレクションが豊富なことでも有名。「シーマスター」と名のつくコレクションは現在、アクアテラ、ダイバー300M、プラネットオーシャン、ヘリテテージという、主に4つのラインナップで構成されている。
回転ベゼルを持たないスタイリッシュなアクアテラ以外は、歴としたダイバーズウォッチで、それぞれがニーズに合わせた個性を持ち合わせている。近代的で都会的なダイバー300M、よりハイスペックでプロ仕様のプラネットオーシャン、かつてのレトロデザインを踏襲するヘリテージ。
今回紹介するのは「シーマスター ダイバー300M」に加わった新たな仲間。「シーマスター ダイバー300M」といえば、昨年2023年に30周年を迎えた、言ってみればオメガ・ダイバーズウォッチの「顔」とも言える存在。
直近のリニューアルでは、ベゼルに加えダイアルまでをセラミック製とし、オメガの持つ最新テクノロジーを存分に味わえるダイバーズウォッチとして進化。極めて難易度の高い技術を、さらっと何気なく搭載している点が、いかにもオメガらしい。
その「シーマスター ダイバー300M」の人気を一気に高めた立役者が、俳優のダニエル・クレイグ氏であろう。パリ 2024を観戦する彼の腕元には、ブラックダイアルにメッシュブレスレットを組み合わせた下の新作「シーマスター ダイバー300M」の姿が早くも。これが世界中の時計ファンの間で噂となり、正式発売を前にして、すでに大きな話題となった。
今回の新作はもちろん、ダニエル・クレイグ氏に関係するもの。ジェームズ・ボンド作品『007/ノー・タイム・トゥ・ダイ』でダニエルが演じるボンドが着用する「シーマスター ダイバー300M 007 エディション」から着想を得ているのだ。
今回登場したのは4つのステンレススティールモデル。2種類のベゼルリングとメッシュブレスレットもしくはラバーストラップという組み合わせだ。ブラックダイアルのモデルは、アルミニウム製ベゼルを搭載し(ダイアルもアルミニウム製)、007 エディション同様にドーム型のサファイアクリスタル風防にセットすることで、ややビンテージライクな印象に。
一方、シルバーダイアル(サテン仕上げを施したPVDステンレススティール製ダイアル)のベゼルはグレード5のチタン製。本誌一番の「推し」は、このチタンベゼルにメッシュブレスレットを組み合わせたモデルだ。現在「シーマスター ダイバー300M」には30をこえる豊富な種類が用意されているが、これほどモノトーンでメタリックに徹底したモデルは、存在しない。個人的にも、史上最もクールな「シーマスター ダイバー300M」に仕上がっていると感じる。
もちろん、搭載するムーブメントは、マスター クロノメーター認定のコーアクシャル マスタークロノメーター キャリバー8806。10時位置にヘリウムエスケープバルブを搭載する本格ダイバーズウォッチは、ムーブメントにおいても絶対的な安定感を誇っている。
お問い合わせ:オメガ公式サイト
文・構成/市塚忠義