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2025.03.12
自動巻きアイコンに希少な日本限定モデルが登場
個性際立つグラデーションダイアル
モーリス・ラクロアは、1975年にスイスで誕生した時計ブランド。今年40周年を迎えるが、1世紀以上の歴史を持つブランドが珍しくないスイス時計業界では、まだ「若手」。
しかし同社が誕生した1970年代といえば、セイコーによってクオーツ時計が発表され、その桁違いの精度の高さに、スイスの高級機械式時計は、完全に低迷期に突入していたころ。
そんな厳しい時代にあって、あえてスイスの高級時計を世に伝えるべく立ち上がったモーリス・ラクロアは、自社製品に対して強いこだわりを持って時計を製作してきた。
特に時計の価格には誠実で、高いクオリティは維持しつつも、誰でも手の届きやすい価格帯を実現。時計初心者や、人生最初の高級時計として選ばれることが多いのも、納得である。
そんなモーリス・ラクロアが1980年代に生み出したヒット作が「カリプソ」。いまで言うラグスポの先駆けのようなスポーツモデルで、ベゼルにデザインされた6つのタブが大きな特徴だ。
その「カリプソ」の意匠を受け継ぎ、2016年に復刻版としてデビューしたのが「AIKON(アイコン)」である。さらに洗練されたスポーティな外観でたちまち話題に。常に品薄状態が続く同社を代表する人気モデルとなった。

「AIKON Automatic Japan Limited Edition」。AI6008-SS002-731-1(スモーキーイエロー)。自動巻き。径42㎜。SSケース&ブレスレット。20気圧防水。日本限定125本。38万1700円。
今回紹介するのは、「アイコン」のデザインを踏襲しながらも日本の美しさとスピリットにオマージュを捧げた、2つの限定モデルである。新たな日本限定ダイアルカラーとして、スモーキーレッドと、スモーキーレッドが組み合わされた。
いずれもモデルも、ダイアル中心部に向かって色が薄くなるグラデーションが見事だが、日付表示をあえて搭載していないので、美しい色味を遮るものは、存在しない。

「AIKON Automatic Japan Limited Edition」。AI6008-SS002-530-1(スモーキーレッド)。自動巻き。径42㎜。SSケース&ブレスレット。20気圧防水。日本限定100本。38万1700円。
前作の手巻きモデルは500本のみの限定モデルだったが、今回のモデルもスモーキーイエローが125本、スモーキーレッドが100本限定と、さらにレア。気になる人は、早めに店舗で、その完成度の高さを確認して欲しい。
問い合わせ:モーリス・ラクロア公式サイト
DKSHマーケットエクスパンションサービスジャパン cg.csc1@dksh.com
文・構成/市塚忠義