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2025.09.12
オリエントから「ワールドマップ」待望の復刻第二弾!
前回逃したアナタは、今度こそゲット!

リバイバルコレクション「ワールドマップ」。RN-AA0E08Y。自動巻き(自社キャリバーF6922)。ケース縦46.0、横 43.5、厚さ13.9㎜。SSケース(一部金色めっき)&ブレスレット。20気圧防水。限定1500本(国内500本、海外1000本)。6万500円。
今年2025年、ブランド75周年を迎えたオリエント。機械式の自社製ムーブメントを中心に、低価格でありながらも高い品質の腕時計を作り続け、多くの時計ファンから絶大なる信頼を獲得してきた。
現在、オリエントを支えるラインナップは、4つ。スタンダードなデザインに現代的なアレンジを加えた「コンテンポラリー」。オリエントの伝統を受け継ぐ「クラシック」。スポーツからビジネスまで幅広く対応する「スポーツ」。そして歴代の名作を復刻する「リバイバル」だ。
今回紹介する新モデルは、「リバイバル」からの1本。1969年に誕生した「ワールドダイバー」をオリジナルとする復刻モデル「ワールドマップ」だ。このモデルが復刻されるのは、今回が二回目。
一回目の復刻は2021年で、この時リリースされた「ワールドマップ」は、4種類。アイボリー、グリーン、ブルーのグラデーションダイアルに加え、オリジナルモデルのカラフルな世界地図ダイアルを忠実に再現した世界1200本限定のモデルが登場した。
復刻第二弾となる今回のモデルは、第一弾の限定モデルに、新たにアレンジを加えている。変更されている点は、リューズとケースの縁がゴージャスなゴールドカラーで彩られていること。そして1950年代に使われていた筆記体の「Orient」ロゴも採用されている。
「ワールドマップ」の原点である1969年の「ワールドダイバー」について少し補足すると、このモデルにはベースとなっている前身モデルの存在がある。それが1964年に発売された「カレンダーオートオリエント スイマー ワールドトリップ」である。
1964年といえば、日本人の海外渡航が自由化された年。まだ見ぬ世界に期待は高まり、ダイバーズウォッチとトラベルウォッチを、オリエントらしいユニークさで融合したモデルは、日本人の憧れを象徴するような時計であった。
ちなみに当時は、まだ明確なダイバーウォッチの基準がなく「カレンダーオートオリエント スイマー ワールドトリップ」も「ワールドダイバー」も現在のISO規格に準拠したものではなかったが、復刻モデルでは20気圧防水を実現しており、防水性が強化されている点にも注目したい。
限定モデルの特別仕様は他にも。ケースバックには筆記体による「Orient Since 1950 75th Anniversary」ロゴと、数量限定シリアル番号が刻まれており、特別にデザインされた 75 周年アニバーサリーボックスも付属する。なお、今回の限定数は1500本で、国内500本、海外1000本となっている。
3時位置にある並列表記の「デイデイト表示」に加え、4時位置のリューズを回して操作する「24時間表示内転リング」、マルチカラーの世界地図で読み取る簡易「ワールドタイム機能」といった、オリエントの独創性を再認識できる復刻モデルと言えるだろう。
オリエントは1950年、東洋時計の日野工場を借りて腕時計製作を開始した。ムーブメントに人工石を100石セットした「グランプリ100」、機械式なのにダイアル外周で豆電球が光る「フラッシュ」、ケースに触れるとLEDが点灯して時刻表示する「タッチトロン」など、1960〜1970年代には、ユニークな時計を次々と考案。
今回復刻された「ワールドマップ」のオリジナルである「ワールドダイバー」も、こうした熱い時代に誕生した1本であり、熱狂的なファンを持つ伝説のモデル。復刻第一弾が瞬く間に完売してしまったことを考えると、この第二弾も瞬殺完売となる可能性が高い。
問い合わせ/オリエント公式サイト
文/市塚忠義