2018.05.15

【ブランド別キャリバー全部出し】ドイツ時計の最高峰 A.LANGE & SÖHNE A.ランゲ&ゾーネ・キャリバーの系譜

1つのムーブに1つのモデルが基本

新コレクションを開発する際には、キャリバーから開発する──各モデルが、基本的に専用のムーブメントを搭載することをA.ランゲ&ゾーネは信条とする。クロノグラフなど特殊な機構を除き、4分の3プレートとハンドエングレービングを施したテンプ受けをドレスコードとし、高性能・高精度と美しさを兼ね備える。

では、フォトギャラリー形式で、A.ランゲ&ゾーネを代表する11のキャリバーを順に見ていこう。

ちなみに主要10ファミリーの他にも…
ランゲ1
時刻ダイヤル内にムーンフェイズを備えるL095.3、スモセコ内にムーンフェイズを収めたL121.3、永久カレンダーL082.1など。

サクソニア
アウトサイズデイトとムーンフェイズを備える自動巻きL086.5、デュアルタイム機構が備わるL086.2など。

1815
パワーリザーブ計とスモセコを文字盤下部に持つL051.2、手巻きのアニュアルカレンダーL051.3、手巻きフライバッククロノグラフL951.5など。

リヒャルト・ランゲ
別輪列にコンスタントフォースを組み込みジャンピングセコンドとしたレギュレーターL094.1、裏側にムーンフェイズを備えるレギュレーターの永久カレンダーL096.1など。

ツァイトヴェルク
L043.1、ストライキングタイムのL043.2、ミニッツリピーターのL043.5など。

L021.1
オフセットダイヤル専用自動巻き
ランゲ1 用では初の自動巻きキャリバー。オフセットダイヤルの配置は手巻きとは反転させ、見た目でも違いを表した。自動巻きなのでパワーリザーブ計を外し、代わりにレトログラード曜日表示を装備。
DATA:自動巻き。直径31.6㎜。67石。パワーリザーブ約50時間。毎時2万1600振動。
代表搭載モデル:ランゲ1 ・デイマティック

L031.1
ランゲ唯一のワールドタイマー
ランゲ1のダイヤル配置そのままに、外周に24都市リング置き、それと連動する第2時間帯表示を主ダイヤルとパワリザ計の間に配置。タイムゾーンの変更はボタンで行う設計。
DATA:手巻き。直径34.1㎜。54石。パワーリザーブ約72時間。毎時2万1600振動。
代表搭載モデル:ランゲ1 ・タイムゾーン

L041.2
世界初を世界最薄で
ランゲ初の中3針キャリバー。フリースプラングを採用している。大型テンプで高精度を追求した。結果、キャリバー自体も大型になっている。
DATA:手巻き。直径30.6㎜。26石。パワーリザーブ約38時間。毎時2万1600振動。
代表搭載モデル:リヒャルト・ランゲ

L051.1
チラネジ式フリースプラング
テンプに備わるチラネジは、一部がミーンタイムスクリューとなっていて、その出し入れで歩度調整を行うフリースプラングになっている。大きなテンプを用いた高精度設計。
DATA:手巻き。直径30.6㎜。23石。パワーリザーブ約55時間。毎時2万1600振動。
代表搭載モデル:1815

L085.1
自動巻きアニュアルカレンダー
マイクロローター採用。アウトサイズデイトに月・曜日表示、ムーンフェイズを追加したランゲ初のアニュアルカレンダー。秒針のゼロリセット機能も装備。
DATA:自動巻き。直径30.4㎜。43石。パワーリザーブ約46時間。毎時2万1600振動。
代表搭載モデル:サクソニア・アニュアルカレンダー

L086.1
薄型自動巻きキャリバー
お馴染のゴールドシャトンをあえてやめてプレートの厚みを抑え、センターローターの自動巻きを薄く仕立てた。その厚さは、わずか3.7㎜しかない。
DATA:自動巻き。直径30.4㎜。31石。パワーリザーブ約72時間。毎時2万1600振動。
代表搭載モデル:サクソニア・オートマティック

L093.1
薄型手巻きキャリバー
ランゲ唯一の2 針キャリバー。4分の3プレートを薄く仕立てたムーブ厚は、ランゲ最薄の2.9㎜。プレートが薄いため香箱の角・丸穴車を外に出した。
DATA:手巻き。直径28㎜。21石。パワーリザーブ約72時間。毎時2万1600振動。
代表搭載モデル:サクソニア・フラッハ

L095.1
大型のオフセット専用機
機構が同じでもサイズが違えば専用設計に。一回り大きなグランド・ランゲ1専用キャリバーはケースサイズに合わせ大型。自社製ひげゼンマイ採用。
DATA:手巻き。直径34.1㎜。42石。パワーリザーブ約72時間。毎時2万1600振動。
代表搭載モデル:グランド・ランゲ1

L121.1
ランゲ1専用の第2世代
誕生から約20年を経て機械を一新。アウトサイズデイトは瞬転式となりパワリザ計と連動。巻き上げが0になると秒針が0 位置で止まる機構も装備。テンプは自社製ひげゼンマイ採用のフリースプラングに。
DATA:手巻き。直径30.6㎜。43石。パワーリザーブ約72時間。毎時2万1600振動。
代表搭載モデル:ランゲ1

L941.1
シンプルな手巻きのスモセコ
1995年に発表された、丸型としては最初のシンプルな手巻きキャリバー。機構は中2針+スモールセコンド。チラネジ付きテンプに備わるスワンネック緩急針で歩度調整する、オーソドックスな設計だ。
DATA:手巻き。直径25.6㎜。21石。パワーリザーブ約45時間。毎時2万1600振動。
代表搭載モデル:サクソニア

L951.6
緻密さと重厚さとを極める
複雑な形状のアームやハンマーが、積層する様子が圧巻。現行クロノ・キャリバーの最高峰の1つ。1分経過ごとに分積算計の針がジャンプする独自機構やフライバック、パワーリザーブ計を装備する。
DATA:手巻き。直径30.6㎜。46石。パワーリザーブ約60時間。毎時1万8000振動。
代表搭載モデル:ダトグラフ・アップ/ダウン

<b>L021.1</b><br> <b>オフセットダイヤル専用自動巻き</b><br>ランゲ1 用では初の自動巻きキャリバー。オフセットダイヤルの配置は手巻きとは反転させ、見た目でも違いを表した。自動巻きなのでパワーリザーブ計を外し、代わりにレトログラード曜日表示を装備。<br> <b>DATA:</b>自動巻き。直径31.6㎜。67石。パワーリザーブ約50時間。毎時2万1600振動。<br> <b>代表搭載モデル:</b>ランゲ1 ・デイマティック<br>
<b>L031.1</b><br> <b>ランゲ唯一のワールドタイマー</b><br>ランゲ1のダイヤル配置そのままに、外周に24都市リング置き、それと連動する第2時間帯表示を主ダイヤルとパワリザ計の間に配置。タイムゾーンの変更はボタンで行う設計。<br> <b>DATA:</b>手巻き。直径34.1㎜。54石。パワーリザーブ約72時間。毎時2万1600振動。<br> <b>代表搭載モデル:</b>ランゲ1 ・タイムゾーン<br>
<b>L041.2</b><br> <b>世界初を世界最薄で</b><br>ランゲ初の中3針キャリバー。フリースプラングを採用している。大型テンプで高精度を追求した。結果、キャリバー自体も大型になっている。<br> <b>DATA:</b>手巻き。直径30.6㎜。26石。パワーリザーブ約38時間。毎時2万1600振動。<br> <b>代表搭載モデル:</b>リヒャルト・ランゲ<br>
<b>L051.1</b><br> <b>チラネジ式フリースプラング</b><br>テンプに備わるチラネジは、一部がミーンタイムスクリューとなっていて、その出し入れで歩度調整を行うフリースプラングになっている。大きなテンプを用いた高精度設計。<br> <b>DATA:</b>手巻き。直径30.6㎜。23石。パワーリザーブ約55時間。毎時2万1600振動。<br> <b>代表搭載モデル:</b>1815<br>
<b>L085.1</b><br> <b>自動巻きアニュアルカレンダー</b><br>マイクロローター採用。アウトサイズデイトに月・曜日表示、ムーンフェイズを追加したランゲ初のアニュアルカレンダー。秒針のゼロリセット機能も装備。<br> <b>DATA:</b>自動巻き。直径30.4㎜。43石。パワーリザーブ約46時間。毎時2万1600振動。<br> <b>代表搭載モデル:</b>サクソニア・アニュアルカレンダー<br>
<b>L086.1</b><br> <b>薄型自動巻きキャリバー</b><br>お馴染のゴールドシャトンをあえてやめてプレートの厚みを抑え、センターローターの自動巻きを薄く仕立てた。その厚さは、わずか3.7㎜しかない。<br> <b>DATA:</b>自動巻き。直径30.4㎜。31石。パワーリザーブ約72時間。毎時2万1600振動。<br> <b>代表搭載モデル:</b>サクソニア・オートマティック<br>
<b>L093.1</b><br> <b>薄型手巻きキャリバー</b><br>ランゲ唯一の2 針キャリバー。4分の3プレートを薄く仕立てたムーブ厚は、ランゲ最薄の2.9㎜。プレートが薄いため香箱の角・丸穴車を外に出した。<br> <b>DATA:</b>手巻き。直径28㎜。21石。パワーリザーブ約72時間。毎時2万1600振動。<br> <b>代表搭載モデル:</b>サクソニア・フラッハ<br>
<b>L095.1</b><br> <b>大型のオフセット専用機</b><br>機構が同じでもサイズが違えば専用設計に。一回り大きなグランド・ランゲ1専用キャリバーはケースサイズに合わせ大型。自社製ひげゼンマイ採用。<br> <b>DATA:</b>手巻き。直径34.1㎜。42石。パワーリザーブ約72時間。毎時2万1600振動。<br> <b>代表搭載モデル:</b>グランド・ランゲ1<br>
<b>L121.1</b><br> <b>ランゲ1専用の第2世代</b><br>誕生から約20年を経て機械を一新。アウトサイズデイトは瞬転式となりパワリザ計と連動。巻き上げが0になると秒針が0 位置で止まる機構も装備。テンプは自社製ひげゼンマイ採用のフリースプラングに。<br> <b>DATA:</b>手巻き。直径30.6㎜。43石。パワーリザーブ約72時間。毎時2万1600振動。<br> <b>代表搭載モデル:</b>ランゲ1<br>
<b>L941.1</b><br> <b>シンプルな手巻きのスモセコ</b><br>1995年に発表された、丸型としては最初のシンプルな手巻きキャリバー。機構は中2針+スモールセコンド。チラネジ付きテンプに備わるスワンネック緩急針で歩度調整する、オーソドックスな設計だ。<br> <b>DATA:</b>手巻き。直径25.6㎜。21石。パワーリザーブ約45時間。毎時2万1600振動。<br> <b>代表搭載モデル:</b>サクソニア<br>
<b>L951.6</b><br> <b>緻密さと重厚さとを極める</b><br>複雑な形状のアームやハンマーが、積層する様子が圧巻。現行クロノ・キャリバーの最高峰の1つ。1分経過ごとに分積算計の針がジャンプする独自機構やフライバック、パワーリザーブ計を装備する。<br> <b>DATA:</b>手巻き。直径30.6㎜。46石。パワーリザーブ約60時間。毎時1万8000振動。<br> <b>代表搭載モデル:</b>ダトグラフ・アップ/ダウン<br>