2018.09.12

【角型時計って実は…世界初が多い】セラミックス製のケース&ブレスレット「ラドー」

角型時計って実は…世界初が多い

ラドーを象徴する先進素材の「ハイテクセラミックス」。この素材で外装を統一した角型モデルを、同社では約30年前から作り続けている。

 

 

RADO(ラドー)
セラミカ

より繊細な意匠でまとめた明るめのセラミックスモデル
定番の角型シリーズに加わった自動巻きモデル。デザイナーのコンスタンティン・グルチッチとのコラボにより、いっそう繊細なデザインに。従来よりも明るい色合いをもつハイテクセラミックスを外装に使い、文字盤にもホワイト系のカラーを採用した。ケース41.7×30㎜。セラミックスケース&ブレス。5気圧防水。26万5000円。
お問い合わせ先:ラドー/スウォッチグループ ジャパン Tel.03-6254-7330

 

ミニマルさが際立つ上質なデザインと仕上げ
デザインを手がけたのは、ドイツ生まれのインダストリアルデザイナー。バウハウスの流れを汲む彼らしく、インデックスを繊細なドットにするなど、ミニマルを極めている。また文字盤はサテン仕上げの「ライト」で、こちらも非常に印象的だ。

 

パイオニアの風格が漂う気品ある角型

近年、セラミックスモデルが盛んにリリースされ、人気を呼んでいるが、その先駆者はじつはラドー。同社はすでに1980年代、この素材をケースに使用した「インテグラル」を発表している。さらに’90年には外装がフルセラミックスの「セラミカ」を発表。艶やかな光沢のケースとブレスが一体となったエレガントな角型スタイルは現在に受け継がれている。

[時計Begin 2018 SUMMERの記事を再構成]
文/岡崎隆奈