- 時計Begin TOP
- 特集
- ブライトリングの“ウチの薀蓄”「ウチの目盛りはただのプリントじゃない!」
2018.12.07
ブライトリングの“ウチの薀蓄”「ウチの目盛りはただのプリントじゃない!」
プロテクティブコーティングで回転計算尺の目盛りが欠けない
メッキとマスキングでクッキリ目盛りを生み出す
通常インデックスは、ダイヤルの装飾や色付けを終えた後、印字される。しかしナビタイマーの回転計算尺の細かな目盛りは、異なるプロセスでダイヤルにクッキリと浮き立たせている。
まずダイヤルのベースとなる真鍮のプレートをシルバーカラーでメッキする(18Kやコンビモデルの場合はゴールドカラーメッキ)。計算尺の目盛りを保護塗料で印字した上で、全体を黒く着色。黒く染まらない保護塗料を落とせば、地のシルバーが露出して目盛りとなる。つまり、ダイヤルの上から印字しているのとは真逆。目盛りはダイヤルの下地というわけ。だからコントラストがより鮮明で見やすく、欠けることもないのだ。
ブラックダイヤルは黒メッキ
ナビタイマーのロゴも新タイプに
ナビタイマー1 B 01 クロノグラフ 43
裏蓋がサファイアクリスタルに
60年以上の歴史を紡ぐ、航空クロノ永遠のアイコン。ロゴの変更に伴い、レギュラーモデルもシースルーバックに改められ、自社製Cal.01の姿を見せている。コマに傾斜をつけたブレスは、フィット感が素晴らしい。インダイヤルの目盛りは、通常の印字。自動巻き。径43㎜。SSケース&ブレスレット。98万円。お問い合わせ先:ブライトリング・ジャパン
[時計Begin 2018 AUTUMNの記事を再構成]
写真/小澤達也(Studio Mug)、岸田克法、谷口岳史 文/髙木教雄、岡崎隆奈