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2019.08.10
オールブラックの“真っ黒”高級時計コレクション#3【パネライ/ゼニス編】
時計Begin厳選 オススメ”真っ黒”COLLECTION
ここ数年、巷で話題を呼ぶオールブラックスタイルの特徴的モデルを厳選。素材や加工により、各々のモデルが醸し出す黒の味わいも千差万別。ストラップをはじめ、ディテールが演出するテイストの違いにも注目したい。 ※この企画は5回シリーズでお届けします。
PANERAI(パネライ)
ラバーストラップを選べば、より精悍でスポーティ
ストラップの変更によりいっそう精悍な黒仕様に
パネライのルミノールといえば、大型リューズプロテクターを装備したクッションケースと、シンプルなブラックのサンドイッチダイヤルが特徴だ。イタリア語でセラミックを意味する〝チェラミカ〟の名を冠した本作では、ケース本体にマットブラックのセラミックを採用し、ケースバックはブラック加工を施したチタン製。この精悍なスタイルをオールブラック仕様で楽しみたいのなら、ブラックのラバーストラップがベストなチョイスといえる。
サンドイッチ構造のブラック文字盤
パネライの特徴である2 層構造のサンドイッチダイヤルを採用。アラビア数字の下層に夜光塗料が施され、暗闇で高い視認性を発揮。
海外旅行に便利なGMT機能を搭載
文字盤センターには、時分針と同軸でGMT針をセット。先端が三角形となった専用針により、セカンドタイムゾーンが表示される。
スポーティさが増すブラックラバー
通常のブラウン系のカーフストラップとはひと味違うブラックラバータイプ。精悍なオールブラックスタイルを味わうには最適だ。
ZENITH(ゼニス)
ブリッジも黒にしたブラックスケルトン
ブラックが際立つ個性派のスケルトン時計
ゼニスが今年発表した新作「デファイ クラシック セラミック」は、ブラックセラミックケース採用のスケルトンモデル。近年スケルトンタイプの時計が増えているが、本作はその見せ方にこだわっている。まず、ブリッジをゼニスの象徴である星がモチーフの形状にくり抜き、ブラックにコーティング。さらに針やインデックス、外周リングまで真っ黒に染め上げた。この精悍なスケルトンフェイスを通し、内部機構の鑑賞が表側から可能となるのだ。
中まで黒で統一したモダンデザイン
幾何学的にくり抜かれたムーブメントブリッジ。これに加え、針、インデックス、外周リングなどにブラックコーティングを施した。
星型ローターを擁す3針用の主力ムーブ
搭載するのはエル・プリメロではなく、もうひとつの名機「エリート」。裏面から眺めるゼニススターを象った大型ブリッジも見もの。
夜光塗料を施した黒針&インデックス
ブラック加工の針とインデックスの中央部にブラックスーパールミノバをセット。明るい場所では黒いまま、暗闇では高輝度で光る。
[時計Begin 2019 SUMMERの記事を再構成]
写真/岸田克法 文/岡崎隆奈