2020.11.11

ブレスまでブロンズはオリスだけ! 時計の存在感、ハンパないです

時計の存在感、ハンパないです
ブレスまでブロンズはオリスだけ!!

ダイバーズを数多くラインナップするオリスは、早くからブロンズに取り組んできた。
その表現はバイカラーなど他社とは一味違い、ついにはオールブロンズも登場した。

独立系のチャレンジ精神でブロンズブレスを実現

黄金色を湛えるブレスレットウォッチが、威風堂々とたたずむ。その腕時計の外装素材は、ブロンズ。オリスは、スイス時計業界初のオールブロンズ製ブレスレットが備わる、この限定モデルで、創業以来拠点とするヘルシュタイン村にオマージュを捧げた。

オリス製を含め、ブロンズケースの時計はどれも裏蓋にSSやチタンが用いられている。経年変化でブロンズに浮かぶパティナは前述したように他所に色移りするので、直接肌に触れないようにするためだ。

しかしこのブレスのリンクは、ブロンズの無垢。装着時に、肌にブロンズが密着する。実はオリスは昨年、中リンクをブロンズ製としたバイカラーのブレスが備わるモデルを発表している。

そしてブロンズが肌に触れ続けることを厭わないファンが、少なからずいると手応えを感じたのだろう。共同経営者のロルフ・スチューダー曰く「我々は、もう何年もブロンズを使ってきましたから、オリスのお客様たちはブロンズのブレスレットが腕に色移りすることも、それを洗えば取れることもご存じです」。

独立系メゾンならではのチャレンジ精神と、それを支持するファンの存在によってオールブロンズ製ブレスが実現した。サファイアガラス以外の外装全体に生じるパティナで、時計はかつてない豊かな表情へと育つ。

 

オリス
ヘルシュタイン
エディション 2020
インダイヤル以外を ブロンズ色の1トーンに

2カウンターのレトロなダイバーズクロノが、オールブロンズの外装で重厚かつ個性豊かな存在感を放つ。ゴールド加工したダイヤルと針、植字インデックスはブロンズ色を永遠に留め、ケースやブレスにパティナが育つ様子をさらに引き立てる。限定250本。自動巻き。径43㎜。ブロンズケース&ブレスレット。51万円。 問い合わせ:オリス ジャパン

 

こんな感じにエイジング!

触れる機会が多い部分ほど変色は速い
オリス製初のブロンズ時計は、2016年に発表された伝説の黒人ダイバーを讃えるこの限定モデル「カール・ブラシア リミテッドエディション」だった。ケースに加え、逆回転防止ベゼルとリューズもブロンズ製。左はそれから4年間使い込んだ様子で、指で触れて操作するベゼルとリューズが、より強く変色していると分かる。ブラッシュやブラスト仕上げにより、変色はまだらにならない。

 

ベゼルにちょっとだけブロンズも!

SSとのバイカラーはオリスならではのブロンズ使いオリスのブロンズ時計は、バリエーションが豊か。2018年にダイバーズ 65系に、昨年にはビッグクラウン ポインターデイトにブロンズベゼルが登場。すべて自動巻き。SSケース。右「ダイバーズ 65 クロノグラフ」径43㎜。カーフストラップ。46万円。

「ダイバーズ 65」。径40㎜。SSブレスレット。24万6000円。

「ビッグク ラウン ポインターデイト」径40㎜。カーフストラップ。20万円。

<b>SSとのバイカラーはオリスならではのブロンズ使い</b>オリスのブロンズ時計は、バリエーションが豊か。2018年にダイバーズ 65系に、昨年にはビッグクラウン ポインターデイトにブロンズベゼルが登場。すべて自動巻き。SSケース。右「ダイバーズ 65 クロノグラフ」径43㎜。カーフストラップ。46万円。
「ダイバーズ 65」。径40㎜。SSブレスレット。24万6000円。
「ビッグク ラウン ポインターデイト」径40㎜。カーフストラップ。20万円。

 

[時計Begin 2020 autumnの記事を再構成]