時計の外装によく使われる「セラミック」って傷つかないの？

Q3　「セラミック」って傷つかないの？

A3
耐傷性は万全！購入時の質感が持続

類い稀な耐傷性で、艶やかな質感が永続

近年、ケースやベゼルなど時計の外装素材として版図を広げているセラミック。

セラミックパーツはジルコニアやアルミナなどの主成分を１０００度以上の高温で焼成、造形したもので、圧倒的な表面硬度の高さが特長。耐傷性、耐摩耗性が極めて高く、一般的な使用では基本的に傷がつくリスクは少ない。光沢や発色など、新品時の質感が恒久的に続くのが魅力だ。

ラドーは〝セラミックスウォッチ〞という概念が一般的でなかった１９８６年にいち早くセラミックス製の機種を発表し、この分野をリードしてきた。

メタリックな質感の「プラズマハイテクセラミックス」など独自の素材も加わり、多彩なラインナップを展開中だ。

ハイテク満載のセラミックスケース

ハイテクセラミックスは酸化ジルコニアを高温焼成し、高精度でモールド形成。プラズマハイテクセラミックスは炉の中で2万度まで加熱し、活性化させたガスを用いてセラミックス表面の分子組成を変化させることで、独特の質感となる。

Point
ハイテクセラミックスのココがエライ！

①スクラッチレジスタンス
表面硬度の指標、ヴィッカース硬度が1200（HV）以上で、通常のステンレスの5倍以上。とにかく、〝傷つかない〞。

②肌にやさしい
耐アレルギー性に優れ、敏感肌でも安心。また、体温に適応する時間が短いため、低温時の着用直後も冷たさを感じにくく、快適。

ハイテク セラミックス

プラズマ ハイテク セラミックス

COLUMN
「バイカラー・セラミック」
技あり！ の斬新デザイン

加工が難しいセラミックを自在に扱い、大胆な意匠に仕上げた例も。トップブランドの矜持を感じる傑作はコチラ！

ケース

ベゼル

[時計Begin 2021 WINTERの記事を再構成]