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2021.03.10
数多くの「初」を送り出した国産時計の雄セイコー 140周年記念限定モデルに受け継がれる革新の歴史
sponsored by SEIKO
セイコーが創業して今年で140年。
これを記念し、プレザージュ、アストロン、プロスペックスの各ブランドに、限定デザインの特別モデルが続々登場!
写真/小澤達也(Studio Mug) 文/岡崎隆奈

セイコー プレザージュ
セイコー創業140周年記念限定モデル
SARX085
日本の伝統美を取り入れた独特な輝きを放つダイヤル
昨年発表の「Sharp Edged Series」をベースに、麻の葉紋様のグラデーションダイヤルを採用した。自動巻きキャリバー「6R35」を搭載。径39.3mm。SSケース&ブレスレット。10気圧防水。限定4000本。13万2000円。
深く美しい輝きを生む麻の葉紋様のグラデーションダイヤルにより、夜明けの情景である「暁」をイメージ。搭載するCal.6R35は70時間のロングパワーリザーブを誇る。
受け継がれる革新の歴史1
国産初の腕時計と自動巻きはセイコーが開発
セイコーが開発した国産初の腕時計と自動巻きモデル。
これらは日本の伝統美を体現するプレザージュにしっかり受け継がれている。

懐中時計が主流だった1913年(大正2年)に国産初となる腕時計「ローレル」が完成。段差をつけた琺瑯ダイヤルとブルーのスペード針に懐中時計の面影が残る。

海外では1920年代に商品化された自動巻き腕時計の国産第1号もやはりセイコー。’56年発売「オートマチック」の価格は、手巻きの3倍以上の1万3500円だった。
140周年を華やかに祝う
特別なダイヤルデザイン
今年はセイコーの創業者、服部金太郎が1881年に「服部時計店」を創業してから140周年にあたる。その11年後に「精工舎」を設立し、掛け時計を手始めに時計製造をスタート。以降、国産初の腕時計「ローレル」をはじめ、国産初の自動巻き「オートマチック」や世界初のクオーツ時計「クオーツ アストロン」など、エポックメイキングな歴史的モデルを次々に開発してきた。
今回、140周年記念モデルに選ばれた「プレザージュ」と「アストロン」は、その革新的伝統をデザイン・機能の両面で体現するブランドといえる。いずれもオールブラックケースを採用し、前者は麻の葉紋様ダイヤルと合わせて“夜明け”を表現。また後者は煌めくパープルで“夜桜”を表すなど、ジュビリーにふさわしい仕上がりとなる。

セイコー アストロン
セイコー創業140周年記念限定モデル
SBXC083
夜桜の幻想的情景を表現したセイコーの革新性の象徴
セイコーの先進性を受け継ぐGPSソーラーモデル。紫色のラメ入りグラデーションダイヤルを備える。クオーツキャリバー「5X53」を搭載。径42.7mm。SSケース&ブレスレット。10気圧防水。限定1500本。25万3000円。
6時位置のデュアルタイム表示は簡単なボタン操作でホームタイムと切り替え可能。スーパーブラックダイヤシールドケースとパープルダイヤルとのカラーコンビも抜群。
受け継がれる革新の歴史2
時計の世界を革新した2つの”アストロン”
1969年の「クオーツ アストロン」と2012年の
「セイコー アストロン」。これらは同社の独自技術によって時計史を塗り替えた。

1969年、セイコーが史上初のクオーツ式腕時計「クオーツ アストロン」を発表し、世界中を驚かせる。金無垢製で、当時、車1台の価格に匹敵する45万円で発売された。

GPSソーラーを搭載した初の腕時計を2012年に発売。世界中どこにいても正確な時刻を表示し、光がある限り止まらないこの時計は、クオーツに次ぐ革命といわれた。
プロも信頼を寄せる世界最高水準の本格スペック
140周年を飾るグリーンダイヤルをまとったダイバーズ三銃士
セイコー創業140周年のもうひとつの目玉がダイバーズだ。これまでとはひと味違うグリーンダイヤルの3モデルがエントリー。

セイコー プロスペックス
セイコー創業140周年記念限定モデル
SBDC133
ビジネスからカジュアルまでオールラウンドに対応
1968年モデルをベースに現代的アレンジを加えた1本。ダイビングのみならず日常使いにも最適となる。自動巻きCal.6R35搭載。径42mm。SSケース&ブレスレット。200m空気潜水用防水。限定6000本。15万4000円。
通常よりスリムなベゼルを採用し、スタイリッシュな外観に。オリジナルを思わせる時分針に加え、ゴールドカラーの秒針の先端に赤いドットを配して視認性を高めた。
歴史的な名作デザインを
鮮やかなグリーンで味わう
セイコー初のダイバーズが誕生したのは1965年のこと。国内では防水時計すら一般的でなかった当時、画期的な防水性150mの姿で登場する。3年後の’68年には300m防水で、かつ当時世界最高峰の自動巻きハイビートムーブを搭載した。さらに’75年には600m防水までスペックアップされ、ダイバーズでは世界初のチタン製ケースを採用したのである。
今回140周年記念に発売される新作は、冒険家の植村直己氏が愛用したことでも有名な’68年モデルと「SUMO」の愛称で親しまれるデザインをもとに、随所にモダンアレンジを加えた。最大の注目は緑豊かな西表島の情景をイメージしたグリーンダイヤルだ。また3機種とも、同じ色彩の交換用シリコンストラップが付属する。

セイコー プロスペックス
セイコー創業140周年記念限定モデル
SBDX043
装備・メカニズムとも本格派のアップグレード仕様
300m飽和潜水用防水の本格ダイバーズ。1968年モデル同様、裏蓋のないワンピース構造のケースを採用。ダイバーズ専用Cal.8L35を搭載。自動巻き。径44.3mm。SSケース&ブレスレット。限定3000本。36万3000円。
サイズ調整のしやすいワンプッシュダイバーアジャスター方式をブレスレットに採用。ベゼルの表示板にはセラミックを使用。側面には精緻なローレットが刻まれる。

セイコー プロスペックス
セイコー創業140周年記念限定モデル
SBDL083
重厚感あるソーラー駆動のダイバーズクロノ
ソーラー発電機能を搭載したクロノグラフタイプ。重厚感のあるその外観から”SUMO”の愛称で親しまれるデザインを採用した。径44.5mm。SSケース&ブレスレット。200m空気潜水用防水。限定4000本。8万9100円。
ダイヤルで光を感知して駆動するソーラーモデル。フル充電で約6ヵ月連続駆動する。また、誤作動を防ぐねじロック式のプッシュボタンがダイバーたちの安全を確保。
受け継がれる革新の歴史3
数々の革新をもたらした歴代セイコーダイバーズ
セイコーダイバーズ開発の歴史は、日本のダイバーズ史そのものといえる。’65年誕生の初代をはじめ、歴史的名作を厳選して紹介。

ダイバーズといえば海外製品だったこの時代、日本初の本格ダイバーズとして登場。自動巻きキャリバーを搭載し、当初から150m防水を実現した。

初代誕生から3年後に登場した名機。裏蓋のないワンピース構造で防水性が300mに向上し、毎秒10振動のハイビートキャリバーを搭載した。

ダイバーズでは世界初のチタン素材を採用。さらにプロテクター付きの二重ケース構造にすることで、当時世界最高峰の飽和潜水600m防水を実現。
商品の問い合わせ/セイコーウオッチお客様相談室☎0120-061-012
https://www.seikowatches.com/jp-ja/special/140years/