2021.07.12

大切な1本だから長持ちさせたい「自分でできる! 時計の簡単メンテ」

頻繁に身に着けるお気に入りの時計。実は腕時計って常に皮膚と接触しているため、汗や汚れが付きやすく、ひと月もすると一見きれいに見えていてもかなり汚れているんです。お気に入りの1本を長持ちさせ、気持ちよく使っていくには、日々のお手入れが大事。そこで、身の周りにあるものでできる簡単メンテナンスをご紹介します。

第2回「SSケースのお手入れ」

腕時計のケース素材としてポピュラーなSS(ステンレススティール)は、一般的には耐腐食性に優れているとされています。ただ、ブレスレットと同様に、汚れを放っておくとサビの原因に。こまめに汚れを落としてあげることが大事です。

用意するもの

つまようじ(白樺材)
先を押すとつぶれるくらいの柔らかさの白樺材のものが適しています。クロモジ、竹、樹脂などのようじは、硬すぎて時計に傷がつくので使用不可。

歯ブラシ(天然馬毛)
コシと柔らかさが適度にがある天然馬毛がケースなどを傷めにくく向いています。

<b>つまようじ(白樺材)</b><br>先を押すとつぶれるくらいの柔らかさの白樺材のものが適しています。クロモジ、竹、樹脂などのようじは、硬すぎて時計に傷がつくので使用不可。
<b>歯ブラシ(天然馬毛)</b><br>コシと柔らかさが適度にがある天然馬毛がケースなどを傷めにくく向いています。

1「つまようじで 細かい部分の汚れをかき出す」

使うのは家にあるもので十分「自分でできる! 時計の簡単メンテ」<第2回「SSケースのお手入れ」>

ようじの先をカッターなどで 削って細くしておくとさらに細かな汚れを落としやすくなる。まずはベゼル周辺から。次にリューズやクロノグラフの場合プッシュボタンの根元。リューズは引っ張って中も細かくようじで汚れをかき出す。特に肌と直接触れる裏蓋は念入りに。

2「かき出した汚れをブラシで軽く払うように取り除く」

つまようじでかき出した汚れは、ブラシではらう。柔らかめの馬毛を使ったブラシで、ブラシ自体のコシを活かして軽く払う程度の力で充分。力を入れすぎると汚れがまた時計についたり、傷の原因になったりするので要注意。