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2022.03.19
帰ってきた手巻きスモセコ3選
機械式の原点に回帰した新キャリバー
2021年はクラシック回帰も進んだ。それを象徴するのが、2針+スモセコの新型手巻きキャリバーである。前出のモンブランのペラゴスとオリエントスターが、それに当たる。パテック フィリップからも直径31mmの大型Cal.30-255 PSが新登場。ツインバレルによる強大なトルクで精度を安定させる設計が、実に巧妙だ。オメガもCal.8900を手巻き&スモセコに改良した新キャリバーをリリース。ヴァシュロン・コンスタンタンは既存のCal.4400 ASを特別な外装で包み、その価値をより高めた。
上質なクラシカルエレガンス
新ムーブは大型で往年の名機Cal.30を彷彿とさせる。それを積む外観もまた、ボンベのダイヤルなどクラシカルな装い。深いレッドに、気品が漂う。手巻き。径40mm。18Kセドナゴールドケース。アリゲーターストラップ。199万1000円。
問い合わせ:オメガお客様センター
大きく薄い 約65時間駆動機
新キャリバーは大型ではあるが、薄型設計。復活したクルー・ド・パリ・ベゼルのケースを8.08mm厚と薄くエレガントにする。手巻き。径39mm。18KWGケース。アリゲーターストラップ。339万9000円。
問い合わせ:パテック フィリップ ジャパン・インフォメーションセンター
プレシャスな素材に身を包む
Cal.4400 ASは2009年に生まれた手巻きの旗艦機。お馴染みのアメリカン1921の100周年をダイヤルまでプラチナで製作し、祝す。ブティック限定100本。手巻き。ケース40×40mm。Ptケース。アリゲーターストラップ。607万2000円。
問い合わせ:ヴァシュロン・コンスタンタン
[時計Begin 2022 WINTERの記事を再構成]