2022.07.25

独立時計師の新星、日本初上陸!

独立時計師とは、大手メーカーに属さず時計製作のすべてを1人で行える時計師のこと。そんな実力派の中で、いま最も注目されている若手が「AKRIVIA(アクリヴィア)」を立ち上げたレジェップ・レジェピ氏だ。

スイス・ジュネーブを拠点に活躍する新進気鋭の独立時計師、レジェップ・レジェピ氏。1987年にコソボで生まれた彼は、12歳という若さでジュネーブに。スイス時計界の頂点ブランド、パテック フィリップで基礎を学んだ。

15歳でパテック フィリップの技術研修生となりキャリアがスタートすると、複雑時計の名門BNBコンセプトで腕を磨き、2010年には独立時計師の先達、F.P.ジュルヌへ移籍。2012年、ついに自身のブランドを設立すると2018年の「RRCCⅠ」がジュネーブ・ウォッメイキング・グランプリでメンズウォッチ賞を受賞。オンリーウォッチのために製作したモデルは予想価格の10倍に近い80万スイスフランで落札された。

AKRIVIA RRCC Ⅰ/シングルバレルでパワーリザーブは約100時間。毎時1万8000振動のロービートキャリバーRR-01搭載。ブラックのグランフーエナメルダイヤル。直径10.5㎜の大型テン輪。2022年5月に「RRCC Ⅱ」も誕生した。世界限定50本。手巻き。径38㎜。18KRGケース。アリゲーターストラップ。価格未定。

彼のムーブの特徴は、三番車とテン輪を同じ直径にして左右対称にしている点。これは独立時計師の大先輩、ジュルヌ氏の影響であろうか。摩擦係数を極限にまで抑えるため、徹底的な「磨き」も施されている。

これまでアクリヴィアの時計は日本で購入できなかったが、アワーグラス銀座店がついに正規輸入をスタート。年間生産本数わずか30本という希少な腕時計の美しさを、銀座の名店で確認して欲しい。

お問い合わせアワーグラス銀座店

[時計Begin 2022 SUMMERの記事を再構成]