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2023.03.27
いま最も「買えない」オーデマ ピゲのロイヤル オーク
大物の記念版、続く──多くのブランドが秀逸な記念モデルを発表
オーデマ ピゲ「ロイヤルオーク 50周年」
時計シーンにおいてブランド、あるいはそのコレクションやモデルの“節目の年”は重要なイベントだ。こと、10年単位の区切りは盛大に取り扱われ、貴重な節目を飾るべく、多くのブランドが威信をかけた新作を市場に投入する。果たして昨年は様々なブランドの傑作が次の10年に向かって、多彩な新作として揃った。
航空時計の金字塔、ブライトリングのナビタイマーは、2022年に70周年を迎え、円熟を感じさせるラインナップを展開している。性来の武骨さに都会的な要素も加味され、より幅広いニーズに対応する。オーデマ ピゲのロイヤル オークは半世紀以上。フランク ミュラーのトノウ・カーベックスは30年超えでいずれも長きにわたる歴史だが、初期の魅力はそのままに、細部が現代的に洗練されているのだ。
\ いま最も「買えない」時計!? /
AUDEMARS PIGUET(オーデマ ピゲ)
ロイヤル オーク オートマティック
1972年に鬼才ジェラルド・ジェンタによってデザインされたラグスポの始祖が、細部をブラッシュアップ。魅力の1つであるSSのソリッドな質感が向上した。自動巻き。径41mm。SSケース&ブレスレット。319万円。
サファイアクリスタルを用いたシースルーバックから見える巻き上げローターは「50YEARS」を象った型抜き加工が施され、スペシャルなムード満点。着用時、外見からはわからないオーナーだけの密かな愉悦といえるだろう。
オーデマ ピゲとラグジュアリーブック出版社アスリーヌが協力し、50周年を記念した『ロイヤル オーク:革命児から、英雄へ。』を出版。著者は実績豊富な文芸ジャーナリストのビル・プリンスで、多くの貴重なビジュアルを駆使しながら幅広い観点でロイヤル オークの歴史を紹介している。250ユーロ。
お問い合わせ:オーデマ ピゲ公式サイト
[時計Begin2023 WINTER&SPRINGの記事を再構成]
※表示価格は税込み