2023.03.29

超レア文字盤のフランク ミュラー「トノウ・カーベックス」

時計シーンにおいてブランド、あるいはそのコレクションやモデルの節目の年は重要なイベントだ。こと、10年単位の区切りは盛大に取り扱われ、貴重な節目を飾るべく、多くのブランドが威信をかけた新作を市場に投入する。果たして昨年は様々なブランドの傑作が次の10年に向かって、多彩な新作として揃った。

航空時計の金字塔、ブライトリングのナビタイマーは、2022年に70周年を迎え、円熟を感じさせるラインナップを展開している。性来の武骨さに都会的な要素も加味され、より幅広いニーズに対応する。オーデマ ピゲのロイヤル オークは半世紀以上。フランク ミュラーのトノウ・カーベックスは30年超えで、いずれも長きにわたる歴史だが、初期の魅力はそのままに、細部が現代的に洗練されているのだ。

トノウ カーベックス
FRANCK MULLER(フランク ミュラー)
トノウ カーベックス 30th

文字盤の模様は格子柄のギョーシェで、過去に1 年のみ、2 つのモデルに用いただけのレア意匠。自動巻き。ケース45×32mm。18KYGケース。クロコダイルストラップ。各269万5000円。

お問い合わせ:フランク ミュラー公式サイト

[時計Begin2023 WINTER&SPRINGの記事を再構成]

※表示価格は税込み