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2026.06.24
【高級時計(オートオルロジュリー)のあり方を本気で考える!ルイ・ヴィトンのウォッチメイキング③】老舗メゾン顔負けのジュネーブ新名所
sponsored by LOUIS VUITTON
ルイ・ヴィトンのハイウォッチメイキングが、すさまじいスピードで進化を続けている。インディペンデントなマイクロメゾンや時計師たちとのコラボレーション、新たな才能の発掘プロジェクト、ウォッチメイキングアトリエ「ラ・ファブリク・デュ・タン ルイ・ヴィトン」の拡充という3つの視点からルイ・ヴィトンの“本気”を解き明かす。

ルイ・ヴィトンの本気(3)最先端工房
他ではできない時計を推進する体制を構築
ルイ・ヴィトンのハイウォッチメイキングの原動力となっているのが、「ラ・ファブリク・デュ・タン ルイ・ヴィトン」である。 ジュネーブ郊外のメイランの地にある、このウォッチメイキングアトリエには、製造部門の責任者で、アトリエの創設者でもある2人のマスターウォッチメーカー、ミシェル・ナバスとエンリコ・バルバシーニ、デザイン部門を統括するクリエイティブ・ディレクターのマチュー・エジを中心に、ハイエンドなタイムピース製造に関するプロセスのほとんどを、ここで完結できる体制を整えている。
2021年にLVMHグループを運営するアルノー家の四男ジャン・アルノーがウォッチ部門ディレクターに就任以降、戦略を大きく転換し、前例のない洗練されたレベルへと進化させるべく投資が進められてきた。

アッセンブリーを担う「ラ・ファブリク・デ・ムーブマン」では、信頼性の高いシンプルなムーブメントから超複雑機構まで手掛ける。コンプリケーションは一人の時計師が最初から最後までを担当する。
魅力的で大胆な発想によるデザイン部門。それを元にタイムピースとして具現化する設計を担うR&D部門。エレガントなシンプルモデルからオートマタ、ミニッツリピーター、トゥールビヨンをはじめとする超複雑機構までカバーするアッセンブリー部門「ラ・ファブリク・デ・ムーブマン」。さらにエナメル、ミニチュアペインティング、エングレーブ、ギョーシェなど、サヴォアフェールとよばれる伝統的なハンドクラフトによって完成度の高い装飾仕上げを実現する「ラ・ファブリク・デ・ザール」。
こうした各部門に加え、ケースや文字盤、コンポーネンツの製造や仕上げを担う「ラ・ファブリク・デ・ボワティエ」や、入念な検査を実施する部署も同じエリア内に統合されている。

高度なサヴォアフェールを結集
サヴォアフェールを担う「ラ・ファブリク・デ・ザール」。ワンフロアにエナメル、ミニチュアペインティング、そして写真のハンドギョーシェ部門などが、ごく近い距離に集められ、連携を強めている。
全ての部門が緊密に連携し合える体制だからこそ、各部署のシナジー効果が生まれ、複合的に時計の完成度を上げることができる。特にサヴォアフェールを担う「ラ・ファブリク・デ・ザール」は、ワンフロアの隣り合った場所にエナメル、ミニチュアペインティング、エングレービング、ギョーシェなどの各部門が配置されており、工芸性の高い技術を組み合わせた、息を呑むような美が紡ぎ出される。
本格的に時計製造を始めてから20年強の、ある意味若いアトリエでありながら、老舗と言われるメゾンに優るとも劣らぬ製造体制を構築し、他ではできないような意外性や大胆さにも積極的な取り組みを展開。だからこそインディペンデントな時計師やマイクロメゾンとのコラボレーションでも、目を見張る成果を上げることができるのだ。
「ラ・ファブリク・デュ・タン ルイ・ヴィトン」は、タイムピースの限界を押し広げることで、未来へと続くクリエーションを推進している。

イノベーションの一方、伝統的技法を守り継承する姿勢
シリコン製の柔らかいパッドを使って、エッチングされた版からインクを吸い上げ、製品に印刷する転写印刷も行われている。伝統的な技法を守りながら継承していくことも意識されている。

コンポーネンツ製造も内製化し、ジュネーブシールにも対応
「ラ・ファブリク・デ・ボワティエ」では、ケースやコンポーネンツの製造や仕上げ、穴石の取り付けなどアッセンブリー部門に回す前の段階までをカバー。プロセスの大半が内製化されている。
ラ・ファブリク・デュ・タン ルイ・ヴィトンを支える
── 2人の天才時計師──

「ラ・ファブリク・デュ・タン ルイ・ヴィトン」は2007年、ミシェル・ナバスとエンリコ・バルバシーニという2人のマスターウォッチメーカーによって設立された。2人は、現在このアトリエが継承するジェラルド・ジェンタのアトリエに在籍した経歴も。スピン・タイムの開発をきっかけにルイ・ヴィトンの時計製造に関わり始め、モノづくりに対する価値観やスタンスを共有するべく、2011年にルイ・ヴィトン傘下に。2014年に現在のメイランの地に移転し拡充を図り、2021年にジャン・アルノーのウォッチ部門ディレクター就任後、さらなる進化を見せている。2人は、創立から現在に至るまで、一貫してこのアトリエの舵取りを担っている。
問い合わせ/ルイ・ヴィトン クライアントサービス
TEL:0120-00-1854
※表示価格は税込み
[時計Begin 2026 SUMMERの記事を再構成]
文/まつあみ靖 構成/市塚忠義