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2026.07.15
IWCの次世代パーペチュアルカレンダー”プロセット”って何だ!? +新作永久カレンダー6選
【全部新作! 2026 キーワードから逆引き 最旬推し時計 157本】
メゾンの傑作アイコンにパーペ載せてみました。
ウォッチズ・アンド・ワンダーズを中心に、2026年も100を超えるブランドを取材! そこで見えてきた最新のキーワードから、今最も旬な推し時計をご紹介。
2026年はパーペチュアルカレンダーが豊作。中でも“パーペチュアル・カレンダー・IWCプロセットR”の革新性は際立っていた!!
クラウス式を超える次世代パーペ
IWC SCHAFFHAUSEN(アイ・ダブリュー・シー シャフハウゼン)
IWC技術部門アソシエイトディレクター
ステファン・イーネン氏

ドイツ生まれ。1997年時計製造マイスターを修了、2002年開発兼デザイナーとしてIWC入社。2006年より開発部門の責任者。
【SPECIAL INTERVIEW】恩師の発明を超えていく「出藍の誉」パーペチュアル
「2026年IWCは目覚ましいイノベーションをいくつも発表しました。宇宙を意識したバーティカル・ドライブ、ケース全体が暗所で輝くセラリューム、グリーンのセラミックケース――。中でもハイライトは、パーペチュアル・カレンダー・IWCプロセット®です」
IWCのR&D責任者ステファン・イーネン氏は、そう語る。IWC技術部門の責任者だった伝説的な時計師クルト・クラウスが1985年に『ダ・ヴィンチ・パーペチュアル・カレンダー』を開発以降、この機構はIWCのシグネチャー。同時に常に改善を求められる運命を背負うことに。完全自社製キャリバーによる『ダ・ヴィンチ・パーペチュアル・カレンダー・クロノグラフ』が登場したのは2017年だったが、この準備が整った2016年の段階から『プロセット』へとつながる開発が既に始まっていたという。
「レバーを用いたクルト・クラウス式機構は各カレンダー表示を進めることしかできず、耐久性、信頼性にも疑義があった。様々なプロトタイプによる試行錯誤の末、このメカニズムをベースにすることを諦め、2021年に全く白紙の状態から新設計をスタートさせました。その結果、LIGAによる精密加工の歯車を用いたプロセットに辿り着いたのです。本当にLIGAという技術がなければ、実現不可能でした。これによりカレンダー表示の修正の際、前進/後退が可能になり、操作性、信頼性が飛躍的に向上しました。他ブランドでもこうした操作性のパーぺチュアル・カレンダーは存在していますが、我々のものは、より部品点数を減らしながら、高精度ムーンフェイズと伝統的な4桁の西暦表示も備え、現実的な価格で実現できている。その意義は大きい」
GPHG2024で「金の針賞」に輝いた『ポルトギーゼ・エターナル・カレンダー』の開発との関係性は?
「『エターナル・カレンダー』はクルト・クラウス式の究極的な形。プロセットはそれとは全く異なる、より進歩的なメカニズム。昨年10月にクラウスさんにお会いした際、プロセットの完成を報告したら大変喜んでくれました。パーペチュアル・カレンダーの問題点と、それを克服する難しさを一番ご存じなのは彼なのですから」
ビッグ・パイロット・ウォッチ・パーペチュアル・カレンダー・プロセット“プティ・プランス”

リューズ操作のみで各カレンダー表示を前進/後退させて調整可能な画期的なシステム、パーペチュアル・カレンダー・IWCプロセット®を開発。1040年で1日の誤差しか生じない超高精度ムーンフェイズも。この機能を備えた自社製Cal.82665を「星の王子さま」との提携20周年を祝うモデルに搭載。自動巻き。径42.9mm。セラミックケース。ラバーストラップ。10気圧防水。631万4000円。
問い合わせ:IWCシャフハウゼン
IWCシャフハウゼン公式サイト
“IWC‒PROSET”とは?

IWC伝統のクルトクラウス式パーペチュアルカレンダー機構は、毎月の日数をプログラムした歯車がレバーと噛み合う方式だったが、微細構造化技術LIGAによって製造された歯車類を多数導入し、輪列で作動する新設計で機構を一新。コレクターを必要とせず、リューズのみで各カレンダー表示を前進/後退させる調整が可能に。
アイコン×パーペチュアルカレンダーという最強の組み合わせ
BREITLING(ブライトリング)
ナビタイマー B19 クロノグラフ 43 パーペチュアルカレンダー

2024年に創業140周年を記念して発表された自社製キャリバーB19を搭載。リューズ操作で全カレンダー表示を進められるワンステップ補正システムを備える。文字盤は成層圏を着想源とするディープブルーラッカー仕上げ。自動巻き。径43mm。プラチナケース。アリゲーターストラップ。3気圧防水。世界限定75本。836万円。
問い合わせ:House of Brands Japan
ブライトリング公式サイト
AUDEMARS PIGUET(オーデマ ピゲ)
ロイヤル オーク パーペチュアルカレンダー オープンワーク

W&Wに復帰したAPから、2025年話題を呼んだ、2段引きリューズで各カレンダー表示の修正が可能な画期的なシステムを備えたパーペチュアルカレンダーのオープンワーク仕様が登場。ベゼル、ケースバックなどにバルクメタリックガラスを採用。自動巻き。径41mm。チタン&BMGケース&ブレス。5気圧防水。価格要問い合わせ。
問い合わせ:オーデマ ピゲ ジャパン
オーデマ ピゲ公式サイト
GERALD CHARLES(ジェラルド・チャールズ)
マスターリンク パーペチュアルカレンダー

非対称ケースに合わせたアシンメトリーな自社製パーペチュアルカレンダーキャリバーを世界で初めて開発。ベゼルとブレスレットのセンターリンクは、独自の「ダークブラスト」によってマットでダークなトーンに仕上がっている。自動巻き。サイズ40×40mm。チタンケース×ブレス。100m防水。価格要問い合わせ。
問い合わせ:ジェラルド・チャールズ・ジャパン
ジェラルド・チャールズ公式サイト
PATEK PHILIPPE(パテック フィリップ)
Cubitus 永久カレンダー・スケルトン Ref.5840P

2024年デビューの「Cubitus」初のグランド・コンプリケーションは、超薄型パーペチュアルカレンダー。水平ライン・パターンを配したブルー・ソレイユ・オープンワーク文字盤も目を引く。自動巻き。径45mm(10-4時位置)。プラチナケース。コンポジットストラップ。3気圧防水。3053万円。
問い合わせ:パテック フィリップ ジャパン・インフォメーションセンター
パテック フィリップ公式サイト
PIAGET(ピアジェ)
PIAGET POLO パーペチュアルカレンダー

1979年に誕生したラウンドとクッションを組み合わせたデザインを踏襲し、マイクロローター式キャリバーを搭載した、ケース厚8.65mmの超薄型でエレガントなパーペチュアルカレンダーモデル。ベゼルにルビー56石をセット。自動巻き。径42mm。18KWGケース。ラバーストラップ。3気圧防水。参照商品。
問い合わせ:ピアジェ コンタクトセンター
ピアジェ公式サイト
ROGER DUBUIS(ロジェ・デュブイ)
エクスカリバー バイレトログラード パーペチュアルカレンダー

創業30周年の昨年、創業者ロジェ・デュブイ氏が大切にしていたバイレトログラード機構をオマージュし、グランドコンプリケーション、バイレトロカレンダーを発表。それに続き、2026年はパーペチュアルカレンダーが登場。自動巻き。径40mm。18KPGケース。カーフストラップ。10気圧防水。世界限定188本。1658万8000円。
問い合わせ:ロジェ・デュブイ 銀座ブティック
ロジェ・デュブイ公式サイト
[時計Begin 2026 SUMMERの記事を再構成]
※表示価格は税込み