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2023.03.27
着けて納得! ハミルトン 2023新作インプレッション 【前編】
ダイヤルからムーブメントの一部が見えるオープンハートやETA7750系搭載のクロノグラフなど、定番モデルを数多くラインナップするハミルトンのジャズマスター コレクション。その人気コレクションに、また魅力的なモデルが加わった。今回新作として加わった「ジャスマスター パフォーマー」は、3タイプ。42㎜のクロノグラフと、38㎜及び34㎜の3針モデルだ。さらにケース素材やダイヤルのカラーの違いで、クロノグラフには4種、3針38㎜には3種、3針34㎜には4種のバリエーションが用意されている。
振り切った34㎜の小ぶり3針ブレス
まず注目したいのは、34㎜ケースのモデル。これまでケース径34㎜というと、ハミルトンではレディスモデルの扱いであったが、今回の新作は、特にレディス、メンズという分け方はしておらず、ユニセックスで選べるモデルとなっている。34㎜を男性が着けると……、これがなかなか新鮮。ビンテージウォッチのようなサイズ感だが、サンレイ仕上げが施されたライトブルー文字盤など、その色使いは、極めてモダンだ。ダイヤルには日付表示もなく、とにかくシンプルに徹底している。個人的には、ライトブルー文字盤のブレスレットモデルの印象が、とても良かった。
今では希少な30万円台のクロノグラフ
続いてクロノグラフの新作。スリムな固定式ベゼルにタキメータースケールが刻まれたクロノグラフは、スポーティでありながらエレガントな印象。横三つ目クロノグラフの、まさにお手本とも言えるようなデザインで、時代を超えて永く愛用できる一品といえよう。こちらのモデルには4-5時位置に日付表示が入り、実用性を優先させている。パンチングレザーストラップの、レーシーな雰囲気との相性もバッチリだ。搭載する自動巻きクロノグラフ・ムーブメント「キャリバーH31」には、スウォッチ・グループの強みであるNivachron®️製ひげゼンマイが用いられており、パワーリザーブは約6 0時間。この内容のクロノグラフが30万円台で手に入るのは、極めて希少と言っていいだろう。
問い合わせ ハミルトン
(文・構成/市塚忠義)