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2023.04.03
着けて納得! 新作時計2023インプレッション ブライトリング 後編
フォード マスタング、シボレー コルベット、シェルビー コブラ、フォード サンダーバード……。アメリカンマッスルを愛する車好きであれば、瞬時に反応してしまうキーワード。ブライトリングから新たに発表された「トップタイム」は、これら伝説のスポーツカーとタッグを組んだコレクションだ。
1960年代、ブライトリング3代目のウィリー・ブライトリングは、自由で楽しく、エネルギーに満ち溢れた時代の流れを感じ取り、それまでのクラシック一辺倒のクロノグラフとは決別することも必要だと考えた。人生を謳歌するために必要なものはスポーツカーとオートバイ。習慣にとらわれない世代に向けたクロノグラフは「トップタイム」と名付けられた。
アグレッシブなクロノグラフは、モーターファンからファッションリーダーまで大人気に。男性からも女性からも愛される時計として存在感を強め、雑誌の表紙や銀幕の世界を席巻していった。1965年の映画『007 サンダーボール作戦』では、ジェームズ・ボンドがトップタイムを装着して話題となった。
この伝説的なクロノグラフ「トップタイム」をブライトリングは、2021年に復活させる。フォードなどのクラシックカーと手を組むことで、かつての力強い時代背景をそのまま蘇らせてみせたのだ。今回発表されたのは、4本のクラシックカー コレクション。注目のポイントとしては、前作の「ブライトリング キャリバー 25」に代え、5年保証が約束される自社製の「キャリバー 01」が搭載されていることがあげられる。それに伴い、ケースバックもサファイアクリスタル製のシースルーバックに変更されている。また、僅かではあるがケースサイズも42㎜径から41㎜径へと1㎜小さくなっている。今のところパンチングレザーのストラップのみだが、秋以降にはメッシュタイプのブレスレット装着モデルも誕生の予定だ。
問い合わせ ブライトリング
(文・構成/市塚忠義)
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