2024.10.30

ジャガー・ルクルトが「精度のパイオニア展」を銀座並木ブティックで開催

精度の「鬼」が見せる機械式時計の真骨頂

高級時計、そして機械式腕時計を愛する者にとって、その時計の「精度」は、とても重要である。一日数秒の誤差ぐらい、気にしなくてもいいじゃないかという人がいるかもしれない。しかし時計とは、「どれだけ正確な時間を刻めるか」を至上命題として進化を遂げてきたツール。精度のあり方を軽視するのは、時計の価値を否定しているのと同じである。

時計の精度に対して、スイス時計のかなでも特にうるさく、こだわりを持っているマニュファクチュールがジャガー・ルクルトである。1833年創業の名門。いつの時代も、精度を追求することで歴史を築いてきた。時計はもちろんだが、その時計を作るための工具作りも重視。ピニオンの歯をかつてない精度で切削する工具(1830 年)と、ミクロン単位での計測が可能な世界初の測定器であるミリオノメーター(1844 年)は、アントワーヌ・ルクルトが発明した最も重要なものである。

そんな精度のパイオニアが、銀座並木通りのブティックで、ストレートに「精度」をテーマとした特別展を2024年11月18日(月)〜12月8日(日)まで開催。ジャガー・ルクルトの時計を支えてきた「精度」を、3つの章に分けて展開する。その詳細は、

「製造と装飾の精度」

創業者の精神が約200年にわたってマニュファクチュールの原動力となり続け、正確な手作業のクラフトマンシップによるかけがえのない価値を高め、引き立てるために最先端の技術を活用して きたことを解明。

「クロノメーターの精度」

マニュファクチュールのクロノメーター認定時計の開発におけるマイルストーンを展開。腕時計を日常的に着用する際に直面する難題に対処するために行う深い研究を明らかに。

「調速機構の精度」

調速機構(テンプとヒゲゼンマイ)の重要な役割を解説。ヒゲゼンマイの理想的な形状や革新的なトゥールビヨンなど、ジャガー・ルクルトが絶え間なく研究を重ね、多くの特許を取得した革新的な技術を紹介。

ここまでの内容からすると、完全に「時計オタク」向けの企画展であることは間違いないが、それだけに終わらないのが、ジャガー・ルクルトのセンスの高さ。時計とアートの世界を結びつけるジャガー・ルクルト独自のプログラム「メイド・オブ・メイカーズ」の一環として、調香師の二コラ・ボンヌヴィル氏との共同作品が日本初お披露目となる。メゾンのアイデンティティーを表現する 3つのホームフレグランスの香りも体験することができる。

さらにレベルソで初めてジャイロトゥールビヨンを搭載した「レベルソ・ ジャイロトゥールビヨン2」など、精度を象徴するヘリテージピースなども来日し、この期間中、 銀座並木ブティックにて特別展示。ジャガー・ルクルトのファンはもちろん時計マニアまで、機械式時計の真の価値について学べるチャンスをお見逃しなく。

ジャガー・ルクルト〈精度のパイオニア展〉

日時:2024年11月18日(月)〜12月8日(日) 11:00〜19:00

場所:ジャガー・ルクルト 銀座並木ブティック

住所:東京都中央区銀座6-7-15 第二岩月ビル1F

問い合わせ先:ジャガー・ルクルト 銀座並木ブティック TEL03-5537-5911

*営業時間について、18 日(月)、20 日(水)、21 日(木)、28 日(木)、30 日(土)は 11:00 ~17:00 となります。詳しくは銀座並木ブティックへお問合せ下さい。

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お問い合わせ:ジャガー・ルクルト公式サイト

文・構成/市塚忠義