- 時計Begin TOP
- ニュース
- オリスの初代ダイバーズが60周年を記念して復活!
2025.01.29
オリスの初代ダイバーズが60周年を記念して復活!
1965年オリジナルのレトロなディテールの数々
昨年2024年に、ブランド誕生100周年を迎えたスイス時計の名門、オリス。「ビッグクラウン」といった傑作を受け継ぐシリーズを展開する一方で、このブランドが圧倒的な強みを見せるコレクションが「ダイバーズ」である。
オリスのダイバーズコレクションは、大きく2つ。現代的でスタイリッシュな「アクイス」と、レトロな外観で人気の「ダイバーズ 65」である。ハイスペックな「アクイス」に比べ、「ダイバーズ 65」は、そのモデル名からもわかるように、1965年に誕生したオリス初のダイバーズウォッチがルーツ。
「ダイバーズ 65」は、初代ダイバーズの50周年を記念して2015年に誕生したコレクションだ。つまり今年2025年は、60周年。オリスはこの記念すべき節目に、また魅力的なモデルを発表した。

「ダイバーズ 65 60周年アニバーサリーエディション」。Ref.No.01 733 7772 4034-Set。自動巻き。径40㎜。SSケース&ブレスレット。10気圧防水。38万2800円。
それが写真の「ダイバーズ 65 60周年アニバーサリーエディション」。1965年のオリジナルを忠実に復刻したモデルだ。ダイバーズウォッチに求められるのは、太陽光が遮られていく水中や深海でも、しっかりと時間を確認できる高い視認性。
そのためダイバーズウォッチは、時計の針やインデックスに、暗闇で光る蓄光塗料を施すことが多い。オリスの初代ダイバーズにも、もちろん蓄光加工は施されていたが、その方法がちょっとユニーク。通常は、時間を示す数字やバーのインデックスの上に直接塗布するものだが、オリスはその逆。蓄光塗料を四角くマークし、数字の部分をくり抜くことで、より判読性と視認性を高めたのだ。
12・3・6・9の数字をくり抜くディテールは、今回の復刻モデルでも完全に再現されている。オリジナルから受け継ぐポイントは他にも。12時位置の「ORIS」ロゴは、現在は使用していないレトロなフォント。さらにその下には「WATERPROOF」の文字が入る。
さらに6時位置には、耐衝撃性を表す「anti-shock」の文字が。こうしたレトロなダイアルは、ドーム型サファイアクリスタルの風防、そして両方向回転ベゼルと見事にマッチしている。またリベット式のステンレススティールブレスレットに加え、ビンテージテイストのレザーストラップも付属。ケースバックには60周年を記念する特別な刻印が入るなど、豪華な内容が盛りだくさんだ。
問い合わせ/オリス公式サイト
文・構成/市塚忠義