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2026.04.20
シチズンからエコ・ドライブの50周年を祝う限定モデル「フォトン」が誕生
立体スリットが美しい光発電腕時計

「Eco-Drive PHOTON(エコ‧ドライブ フォトン)」。BJ6560-53W。光発電エコ・ドライブ。径39.6㎜。スーパーチタニウム™️ケース&ブレスレット(デュラテクトチタンカーバイド)。5気圧防水。世界限定5000本。14万8500円。
シチズンが世界に先駆けて開発したアナログ式光発電時計の誕生から、今年で50周年。現在、「エコ・ドライブ」と改名されたその画期的なメカニズムは、シチズン・ブランドの時計のほとんどで採用されており、同社を代表する基盤技術となっている。
そのエコ・ドライブ50周年を記念して、新たな限定モデル2種が発表された。それが「Eco-Drive PHOTON(エコ‧ドライブ フォトン)」である。このモデルは、グローバルコレクションである「CITIZEN CREATIVE LAB(シチズン クリエイティブ ラボ)」に分類されており、多くの愛用者を持つエコ・ドライブの、世界中のファンに向けた商品であることが分かる。

1976年の初代アナログ式光発電時計クリストロンソーラーセル。
エコ・ドライブ最大のメリットは、太陽光はもちろん、室内のわずかな光でも発電して時計を動かすことができること。本モデルには、一度フル充電すれば365日動き続ける光発電エコ‧ドライブの新型ムーブメント「Caliber E036」が搭載されている。
こうしたシチズン独自のメカニズムに加えて、この時計を特別なものにしているのが、その複雑なダイアル構造だ。採用されているダイアルは、立体的にスリットが重なり合う多層ダイアルになっており、光の透過率と戦ってきたエコ・ドライブの歴史を象徴するものになっている。

採用されている多層構造をもう少し具体的に解説すると、光を電気エネルギーに変換するソーラーセルの上には構造色フィルムがあり、その上にはスリットの入り方が異なる2枚の金属ダイアル、さらにその上にインデックスの長さとリンクするダイアルカバーがセットされている。
構造色フィルムとは、色素により着色するのではなく、表面のミクロな構造が光を反射することによって現れる鮮やかな色彩表現を活用したもの。一見するとブルーに着色されているように見えるが、これは光の反射によって現れている色であり、その色は見る角度によって様々な表情を浮かべる。

ケースとブレスレットに採用されているのは、スーパーチタニウム™️。これはチタニウムに表面硬化技術デュラテクトを施すことで、約200HVのビッカース硬度を持つと言われるステンレスの約5倍以上の硬さ(硬度1000-1200HV)を実現しているシチズン独自の素材だ。
傷に強く、肌にも優しいというシチズン独自の外装は、なんともアイコニックな丸みを帯びた八角形のケースとシームレスなブレスレットで形成されており、この上ないフィット感の高さも実現している。

「Eco-Drive PHOTON(エコ‧ドライブ フォトン)」。BJ6569-59X。光発電エコ・ドライブ。径39.6㎜。スーパーチタニウム™️ケース&ブレスレット(デュラテクトDLC・デュラテクトアンバーイエロー)。5気圧防水。世界限定5000本。17万8200円。
今回発売された「Eco-Drive PHOTON(エコ‧ドライブ フォトン)」は2種類あり、一つはシルバーカラーのケースにイエローの秒針がアクセントになっている「BJ6560-53W」。もう一つは、ブラックとゴールドの配色にパープルの秒針が華やかな「BJ6569-59X」。どちらも世界限定5000本となっており、ダイアルのスリットがデザインされた専用BOXが付属する。ともに発売は2026年の秋ごろを予定している。

エコ・ドライブが誕生した1976年といえば、中東戦争が引き金となった第一次オイルショックの影響により、新しいエネルギー開発が社会問題になっていた時代。奇しくも今年2026年は、不安定な中東情勢により、エネルギーの安定供給が難しくなってきている。無限の太陽エネルギーで時計を動かすことができるエコ・ドライブに、いま再び世界の注目が集まっている。
問い合わせ/シチズン公式サイト
文/市塚忠義