2026.04.30

Watches and Wonders Geneva 2026 新作速報 Part.3

2026年4月14日から20日まで開催された今年のWatches and Wonders Geneva。来場者数は約6万人と前年比でプラス9%。ますます勢いを加速するこの高級時計世界最大の見本市で発表された数々の新作をレポートしよう。

■パテック フィリップの新作

「セレスティアル・日昇・日没時刻」Ref.6105G-001

パテック フィリップが誇る超複雑懐中時計スターキャリバー2000。その機能の1部であるスカイムーン表示を腕時計に搭載して誕生したのが、2002年に発表したセレスティアルである。その天文表示機構の傑作に、久々の新作が追加された。この時計はジュネーブにおける日昇・日没時間を表示し、さらに夏・冬時間の切り替え時には、時刻と日昇・日没時刻表示を同時に修正するという独自機構を搭載している。パテック フィリップは6件の特許を有するこのキャリバーを、5年を費やして完成させたという。また外装面でも新たな仕様が加えられ、ラグを持たないケース一体型のラバーストラップが初めて組み合わされている。18Kホワイトゴールドのケースは、これまでの6104と比べると3㎜大きくなり、よりスポーティな仕上がりになっている。新作セレスティアルは、レギュラーコレクションとして発表されていることも非常に嬉しいニュースだ。自動巻き。ケース径47㎜。18KWGケース。ラバーストラップ。3気圧防水。7123万円。

問い合わせ/パテック フィリップ公式サイト

 

■ロジェ デュブイの新作

エクスカリバー バイレトログラード パーペチュアルカレンダー

ロジェ・デュブイ氏が、最も好んだ複雑機構であるパーペチュアルカレンダーを、バイレトログラードによって表現した新キャリバー「RD850」が完成。ダイアル右側に日付表示、左側に曜日表示のレトログラードを左右対称に配置。ダイアル12時位置には月表示は回転ディスク、1時位置には閏年表示がセットされているほか、6時位置にはムーンフェイズ表示も備わっている。アベンチュリンがベースのムーンフェイズ・ディスクには18Kピンクゴールド製の月が浮かび、その右上にマザー・オブ・パールを重ねることで月齢を表示。ジュネーブシールは、そのマザー・オブ・パールの上に誇らしげに刻まれている。なお、前作からの主な改良点は、月用コレクターが導入されたこと。手動で簡単に月表示を設定できるようになったものの、一般的なムーンフェイズが約29.5日で管理するのに対し、こちらのムーンフェイズ表示は、初回の調整が必要となるまで約 122 年間にわたり高い精度を維持することができるため、月用コレクターの出番は当分の間は必要なさそうだ。自動巻き。径40㎜。18KPGケース。カーフレザーストラップ。世界限定188本。1658万8000円。

問い合わせ/ロジェ・デュブイ公式サイト

 

■ジェラルド・チャールズの新作

マスターリンク パーペチュアルカレンダー

伝説の時計デザイナー、ジェラルド・チャールズ・ジェンタが生前最後に設立したブランド、それがジェラルド・チャールズだ。そのアイコンコレクションの一つである「マスターリンク」から、3カウンターのパーペチュアルカレンダーが誕生した。「マスターリンク」のような複雑なケース形状を持つ時計は、通常は丸型のムーブメントが採用され、空いた隙間を丸型のシースルーバックで隠すことが多いが、完全自社開発のキャリバーGCA11000は、このケース形状にピッタリと合わさるシンメトリーな設計となっている。ムーブメントのパーツ数は306個。マイクロローターの採用によって薄型になっており、ケース厚10㎜という薄型を実現している。ケースとブレスレットはグレード5のチタンで、総重量も97グラムにおさまっている。またグラデーションが美しいフュメダイアルは2層構造となっており、縦方向にカットアウトされた「グリル」デザインによって、立体的な奥行きが生まれている。写真のフュメダイアルの他に、オープンワーク仕様のダイアルも用意されている。自動巻き。縦40×横40mm。チタンケース&ブレスレット。10気圧防水。1386万円。

問い合わせ/ジェラルド・チャールズ公式サイト