2026.05.12

Watches and Wonders Geneva 2026 新作速報 Part.5

2026年4月14日から20日まで開催された今年のWatches and Wonders Geneva。来場者数は約6万人と前年比でプラス9%。ますます勢いを加速するこの高級時計世界最大の見本市で発表された数々の新作をレポートしよう。

■ピアジェの新作

ピアジェ ポロ 79 ツートーン

まるでゴールドの塊から生まれたかのような腕時計。ピアジェの「ピアジェ ポロ 79」は、そのモデル名からもわかるように、1979年に誕生したアイコニックなオリジナルを復活させたモデルだ。2024年、同メゾンの150周年を記念して、まず18Kイエローゴールドモデルで復活すると、早速同年のGPHGで「アイコニックウォッチ賞」を受賞。翌年には18Kホワイトゴールドモデルが加わったが、今年はその2つの素材を組み合わせたツートーン仕様が発表された。新作「ピアジェ ポロ 79 ツートーン」は、ケース一体型のブレスレットが特徴だが、そのブレスレットのコマのベースはホワイトゴールド、コマとコマをつなぐ可動パーツをイエロードールドとしており、そのツートーンのデザインは、ケースはもちろん、ダイアルに至るまで徹底されているところに、ジュエラーピアジェの矜持が窺える。一方、搭載されているムーブメントを見れば、ピアジェが時計業界屈指のマニュファクチュールであることを実感。マイクロローターを採用したキャリバー1200P1の厚さは、わずか2.35㎜。自社製の薄型自動巻きムーブメントの搭載していることで、ケースの厚さも7.45㎜に抑えられており、この薄さが「ピアジェ ポロ 79 」の唯一無二のエレガンスさを生み出していると言えよう。自動巻き。ケース径38㎜。18KWG +18KYGケース&ブレスレット。5気圧防水。1540万円。

問い合わせ/ピアジェ公式サイト

 

■ボーム&メルシエの新作

リビエラ 73

性別を問わず、幅広い世代から支持されているのがボーム&メルシエの「リビエラ」。最大の特徴である12角形のベゼルデザインは、1973年に誕生した初代から受け継いでいるアイコンだ。現在のリビエラは1973年発売のリビエラを第一世代とすると、第五世代。その人気シリーズに、第一世代のオリジナルデザインをオマージュしながらも、現在的な再解釈を加えた「リビエラ 73」が加わった。ケースの直径は39㎜と小ぶり。初代リビエラも主に39㎜サイズを採用していたという。また1980年代に誕生する第二世代のリビエラでは、超薄型のクオーツムーブメント(2.5㎜厚)を搭載した多機能モデルが人気を博していたが、新作「リビエラ 73」にも高精度で薄型なクオーツムーブメントが搭載されており、ケース厚は7.7㎜とかなり薄型に仕上げられている。搭載するクオーツムーブメント(ETA F06.115)の電池寿命が「5年」というのも、大きな安心材料となるだろう。存在感のある大きく開口したダイアルには、波模様のエンボス加工が施され、ホワイトオパーリンのカラーと相まって、なんとも爽やかな印象。30万円をきる戦略的な価格にも注目だ。クオーツ。ケース径39㎜。SSケース&ブレスレット。5気圧防水。28万4130円。

問い合わせ/ボーム&メルシエ公式サイト

 

■オリスの新作

アートリエ デイト

今年のオリスは、メゾンを代表するクラシックな「アートリエ」コレクションが大リニューアル。最もシンプルな「アートリエ デイト」に加え、ムーンフェイズ表示を持った「アートリエ コンプリケーション」、また10日間パワーリザーブのムーブメントを搭載する「アートリエ CAL.113」などから、多彩なラインナップが発表された。中でも時計Beginが注目したのは、シンプルな3針デイトのブレスレット仕様。ぷっくりと膨らんだドーム型のサファイアクリスタル風防のレトロな雰囲気と、リンクの大ぶりな薄型ブレスレットの組み合わせが、なんとも新鮮なのである。スタイリッシュなブラウンダイアルの中央部には、放射状に広がる繊細なテクスチャーが施されており、ダイアルの外周はドーム風防に合わせるかのように外側に向かってカーブ。そのちょうどカーブが始まる境目のあたりにシャープで直線的なバーインデックスが取り付けられており、セッティングの難しさは容易に想像ができる。これらのこだわりのディテール数々は、1950〜1960年代のオリスのアーカイブから着想を得ているという。自動巻き。ケース径38㎜。SSケース&ブレスレット。3気圧防水。39万6000円。

問い合わせ/オリス公式サイト