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2026.04.30
ブルガリ「オクト フィニッシモ」37mmモデル発表 – より身近になった薄型時計の傑作
ブルガリの時計デザインを統括するファブリツィオ・ボナマッサ・スティリアーニ氏が語る新作開発話

Watches & Wonders 2026において、ブルガリから待望の新作が発表された。これまで40mmケースで展開されてきた「オクト フィニッシモ」に、37mmという小ぶりなサイズが新たに加わったのだ。
サイズダウンで広がる可能性
時計Beginでは、実は発表に先立ち来日したブルガリのプロダクト クリエイション エグゼクティブ クリエイター、ファブリツィオ・ボナマッサ・スティリアーニ氏にインタビューをしていた。ファブリツィオ氏はサイズ変更の狙いについてこう語る。
「まず何よりもサイズについて考えました。今まで着用されている男性のお客様にはもちろん、女性のお客様に新しいきっかけとなるサイズはどういうものだろう、ひいてはメインストリームに当てはまるものはどうだろうということを考えたのです」
37mmという絶妙なサイズ設定により、従来の男性ユーザーはもちろん、これまでオクト フィニッシモに興味を持ちながらもサイズ的に躊躇していた女性や、より繊細な手首の持ち主にもアプローチできるようになった。

ファブリツィオ・ボナマッサ・スティリアーニ。1971年、ナポリ生まれ。フィアットのデザイン・センターを経て、2001年にブルガリに入社。工業デザイナーとしての背景を活かし、ブランドのDNAであるローマの美意識とスイスの精密技術を融合し、「オクト フィニッシモ」や「セルペンティ」などを生み出す。
新開発ムーブメントで大幅なパワーアップ
また、注目すべきは、単なるサイズダウンではないという点だ。新作は3年の歳月をかけてル・サンティエの工房で開発された、全く新しいムーブメント「BVF100」が搭載されている。
「ローター以外は全て新しく作ったもので、3年かけて開発しました。ケースは小型化しながらも約72時間のパワーリザーブを実現し、今までよりも大幅にアップとなっています」とファブリツィオ氏は説明する。
この大幅なパワーリザーブの向上は、バレルの大型化と15年間の開発経験で培った技術の結晶だという。「経験を重ねてムーブメントの工房の技術が上がっているので、それもパワーリザーブを長くするのに役立っています」

新型自動巻きキャリバーBVF100。厚さ2.35mm、直径31mmでありながら、約72時間=3日間のパワーリザーブを実現したことで、安定した時間的精度と日常使いにおける使いやすさを保証する。ブリッジと地板に施された放射状のコート・ド・ジュネーブが美しい。
プッシュボタン式バックルで快適性も向上
細部への配慮も怠らない。従来のバタフライバックルに代わり、新たにプッシュボタン式バックルを採用。「今までの薄さを優先したバタフライバックルよりスムーズに着脱ができるように、今回プッシュ式を採用しました」という改良点だ。

バックルの改良だけでなく、シームレスに結合したコマで装着感が最適化された。その薄さもあり、シャツの袖に美しく収まる。
ブルガリらしい独創性の源泉
他のスイス時計ブランドとの違いについてファブリツィオ氏は、ブルガリの特徴を明確に語る。
「通常はムーブメントから作ることが多いのですが、ブルガリはまずコンセプトがあって進むことが多い。イタリアのジュエラーなので、枠組みの捉え方が違い、常にイタリアのヘリテージ、歴史遺産のストーリーがそこに出てきます。ウォッチ以外にジュエリーはもちろん、香水、ファッション、アクセサリーなどいろいろなカテゴリーがあるので時計に対する捉え方も違い、大胆な発想が生まれるのです」。
この哲学的違いが、世界最小のレディスムーブメントや、今回同時に発表になったチタン製のミニッツリピーターなどを生み出す源泉となっているのだ。この37㎜の「オクト フィニッシモ」は、イタリア語で「さり気なく気負わないエレガンス」を意味する「スプレッツァトゥーラ」に深く根ざしているという。繊細で洗練され、真のイタリアらしさを体現しているのだ。
ファブリツィオ氏はまず手書きのスケッチからデザインを始める。
ファブリツィオ氏はまず手書きのスケッチからデザインを始める。
ファブリツィオ氏はまず手書きのスケッチからデザインを始める。
ファブリツィオ氏はまず手書きのスケッチからデザインを始める。
ファブリツィオ氏はまず手書きのスケッチからデザインを始める。
ファブリツィオ氏はまず手書きのスケッチからデザインを始める。
ファブリツィオ氏はまず手書きのスケッチからデザインを始める。
ファブリツィオ氏はまず手書きのスケッチからデザインを始める。
4つのバリエーションで多様なニーズに対応
新しい37mmのオクト フィニッシモは、チタン製2モデル、イエローゴールド製1モデル、そして複雑機構を搭載したミニッツリピーターの計4バリエーションで展開される。価格は262万9000円から(チタンモデル)。
「今時点で、本当に完璧なものが出来上がったと思い、とても幸せです」とファブリツィオ氏が語るように、この新作は単なるサイズバリエーションを超えた、オクト フィニッシモの新たな可能性を示す意欲作となっている。
オクト フィニッシモ 径37㎜。超薄型サンドブラスト加工チタン製ケース&ブレスレット。シースルーケースバック。72時間パワーリザーブ。30m防水。262万9000円。
オクト フィニッシモ 径37㎜。超薄型サテンポリッシュ加工イエローゴールド製ケース&ブレスレット。シースルーケースバック。72時間パワーリザーブ。30m防水。753万5000円。
オクト フィニッシモ 径37㎜。チタンの仕上げ違いモデル。超薄型サテンポリッシュ加工チタン製ケース&ブレスレット。ロジウムプレートの針とインデックス。シースルーケースバック。72時間パワーリザーブ。30m防水。270万6000円。発売時期未定。
オクト フィニッシモ ミニッツリピーター 径37㎜。こちらは既存のミニッツリピーターキャリバーBVL362を搭載しながら37㎜のケースを採用したモデル。超薄型サンドブラスト加工チタン製ケース&ブレスレット。シースルーケースバック。72時間パワーリザーブ。30m防水。価格要問合せ。発売時期未定。
問い合わせ:ブルガリ・ジャパン TEL:0120-030-142
ブルガリ公式サイト