2023.09.12

キューブがクルッとスピン! そしてボワッと光る! ルイ・ヴィトンのタンブール スピン・タイム エアー クァンタム「動画で魅せる時計図鑑」

想像以上に素早く回転!?

ルイ・ヴィトン「タンブール スピン・タイム エアー クァンタム」

機械式の妙味と電気の華やかさを華麗にミックス

機械式時計は「夜」がひとつのウイークポイントだ。そのため夜光塗料などが開発されているが、電池式時計が見せる眩いイルミネーションにはやはり敵わない。だが逆にクォーツなどの電気式では、歯車とゼンマイの精緻な動きで時を操るという伝統的叡知の重みが感じられない。しかしルイ・ヴィトンのタンブール スピン・タイム エアー クァンタムは、一挙にそれらの要素を統合し、しかもエンターテインメント性まで加えた先進時計となっている。

ジャンピングアワーの発展系といえる「時」を表す12個の回転キューブの動きは高度な機械式の成せる技。分針が頂点に達したときに、カチッという音とともに瞬時に1/4回転する様は一種快感を伴うほど。またフランジ内部に配置されたLEDが各キューブを照らし、単に明るいだけでなく、お洒落にボワッと輝くところもポイントだ。時計好きはもちろん、ビギナーでも心から楽しんでもらえる趣向となっている。

大人の時計は確実に正しい時を知らせることが第一義。しかしより多くの人を楽しませる「機能」を備えていたら、さらに人生が豊かになること確実だ。さすがは世界的モードメゾンの自信作。日中はもちろん、夜間まで小粋に刺激的というのが秀逸である。

2009年に発表され注目を浴びたルイ・ヴィトンの独自機構を備えた「スピン・タイム」。本作はその発展系であり電気的なイルミネーション要素を加えた次世代モデル。つまり時計機構は自動巻きの機械式であり、電飾は電池式というハイブリッドモデル。ちなみに毎日6、7回点灯させても約3年間はもつ電池を内蔵。チタンケース。径42.5mm。自動巻きcal.LV 68(パワーリザーブ35時間)搭載。50m防水。1463万円(参考価格)。

ブランドネームをひとつずつあしらった12個のキューブは、それぞれ「時」を意味し、回転して現われる反転カラーのキューブがその時間を示す。センター軸の針が分針。

 

リューズのプッシュで発光がスタート。ワンプッシュで約3秒間発光する。長押しならば点灯も持続。リューズ根本の点灯リングは電池残量のインジケーターにもなっている。

ケース内に浮かぶように配された回転キューブ。その背後には磨き抜かれたプレートがのぞく。伝統的なペルラージュ仕上げが未来的なキューブと華麗な時間差を作りだす。

 

ケースの背面はソリッドバック。伝統の「LV」ロゴをベースに、電子基板を思わせるデザインが洒落ている。エレクトロニクスと機械式の融合を、裏蓋からもアピール。

 

<ブランド解説>

1854年の創業以来、「旅」をテーマにバッグやアクセサリー、そして高感度な服や時計を打ち出しているパリの老舗。2014年にはスイスのジュネーブに自社時計工房を立ち上げ、スピン・タイムなど高級機械式を中心に、様々なモデルをリリースしている。

 

ルイ・ヴィトン タンブール スピン・タイム エアー クァンタムの楽しい動画はコチラ

お問い合わせ:ルイ・ヴィトン公式サイト

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動画撮影/岸田克法 文/長谷川 剛(TRS)