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2025.01.15
大人気のあの企画「専用すぎる腕時計展」の第二弾!
セイコーのユーモア精神にどっぷり浸かろう!
日本が誇る国産時計ブランド「セイコー」に対して、皆さんはどのような企業イメージをお持ちだろうか。誠実、清楚、キッチリ7:3……。おそらく聞こえてくるのは「極めて真面目」というフレーズだろう。
しかし実際のところは、そんなお堅いイメージはない。取材などでセイコーの「内側」に入ることが多い身としては、現場はもっとユーモアに溢れていることも知っている。特に「若手」のメンバーは「楽しく仕事をしたい!」というバイタリティーに満ち溢れており、それを受け止める中堅組も、十分な寛容さを持って対応している。
そんなセイコーの遊び心がたっぷり味わえるイベント「power design project 2025 専用すぎる腕時計展2」が、原宿駅目の前の「WITH HARAJUKU」にあるSeiko Seedで開催中だ。ポイントは「2」であること。昨年も同時期に開催されており、連日多くの人が押し寄せた超人気企画なのである。
普通だったら絶対に思いつかないような腕時計が展示されており、そのあまりの「専用具合」は、おバカモード全開(失礼!)。しかし「本当に作ってくれるのなら、絶対に欲しい!」と思う人が、きっといるはずだ。
セイコーは、ここに展示されている腕時計を「99%の人には不要な時計たち」と表現している。当然、販売することのないコンセプトウォッチではあるものの、実際の腕時計を見てみると、クオリティ面でもコスト面でも、いますぐ商品化できそうなぐらい、完成度が高い。
それでは早速、今回の腕時計を見ていこう。
■忍者専用腕時計
忍者は暗闇でこそ、その実力を発揮する。もし仮に腕時計をつけていたとしても、明るい場所で見ることはない。この腕時計は、指で触って時刻を読み取ることができる。いま現在も実際に「触読時計」を作り続けているセイコーならではの作品。
■クラブDJ専用腕時計
光を受けて輝くのは、DJ本人だけじゃない。腕時計だって、普通じゃダメだ。フロアの眩い光に負けないぐらい、光り輝かなければ……。この腕時計はダイアルが鏡、風防ガラスの内側も鏡になっており、互いを映し合う「インフィニティミラー」によって、限りない奥行きを実現。
■ヴァパイア専用腕時計
日中活動できないヴァンパイアは、誰よりも時間管理にウルサイ。たった今が昼の12時なのか、夜の12時なのか、それが死活問題。普通の12時間で時針が一周する腕時計はかえって混乱を招くだけ。時針は24時間で一周するのがありがたい。付属するケースはもちろん棺桶。
■ゆで卵好き専用腕時計
全国の卵好きの皆さん、注目! 半熟具合、完熟具合は、もう「感覚」の時代ではありません。その仕事は、キッチリ腕時計に任せましょう。ゆで卵の専門家と協力して作り上げた腕時計は黄身のグラデーションダイアルが見事。さらに時計の白いケースには、実際の卵の殻が配合されていて、環境対策にもぬかりなし!
■サンタクロース専用腕時計
サンタクロースが活躍するフィールドは、地球。空飛ぶトナカイがいれば、国境なんて関係ない。世界中の子供達に見つからないようにプレゼントを配るには、各国のタイムゾーンが極めて重要だ。
■恋する乙女専用腕時計
恋する乙女の、胸の内は複雑だ。思い切って近寄りたくもあり、全力で逃げてしまいたい時もある。そんな揺れる想いの心強いパートナーが、この腕時計。円盤型の針が回転して、「LOVE me」それとも「LOVE me NOT」なのかを、教えてくれる。
イベント詳細
展示会:「power design project2025 専用すぎる腕時計展2」
会期:2024年12月20日(金)〜2025年2月16日(日)
時間:11:00〜20:00 ※最終入場は19:45分まで 会期中無休
会場:Seiko Seed 東京都渋谷区神宮前1-14-30 WITH HARAJUKU 1F
入場料:無料
お問い合わせ:セイコー公式サイト
文・構成/市塚忠義